[I Don’t Know Why (I Just Do)]I Don’t Know Why (I Just Do) フレッド・E・アーラートがロイ・タークと書いた’31年の作品で、当初の人気はそれほどでもなかったがご40年代になってトミー・ドースィ楽団がシナトラの歌で吹き込んで有名になった。
[I Didn’t Know What Time It Was]I Didn’t Know What Time It Was これはロジャーズとハートが’39年のミュージカル【Too Many Girls】に書いた曲で、ミュージカルから離れてスタンダード曲としてよく知られるようになった。
[I Didn’t Know about You]I Didn’t Know about You デューク・エリントンのインストゥルメンタルから歌詞がついてスタンダード化した曲の一つだ。最初は1942年にエリントンが書いた[Sentimental Lady]というインストゥルメンタルで、ボブ・ラッセルが歌詞をつけて’44年にエリントン楽団がレコーディングし、そのとき歌ったのはジョウヤ・シェリルだった。
[I Cried for You]I Cried for You 作詞家でのちにプロデューサーとして活躍するアーサー・フリードが、作詞の仕事をし始めて直ぐの作品で、フリードは作曲のナスィオ・ハープ・ブラウン Nacio Herb Brown と組むのだが、これはそれよりも前にアーンハイムと書いた曲で、フリードにとって初のヒット作となった。
[I Cover the Waterfront]I Cover the Waterfront ’33年の同名の映画のためにヘイマン、グリーンの二人によって書かれた曲だが、映画の完成が早かったのでその初版にはこの曲は使われなかった。がラジオでベン・バーニィ Ben Bernie と彼のオーケストラの奏するこの曲がヒットし、結果としてその映画の再版以後のものにはサウンド・トラックに挿入されている。
[I Could Write a Book]I Could Write a Book ロジャーズ/ハートが’40年のミュージカル【Pal Joey】に書いた曲で、これにはヴィヴィアン・スィーガル Vivieanne Segal と、プロードウェイ・ミュージカルには唯一の主演となったジーン・ケリーが出演し、なかでジーン・ケリーとリーラ・アーンスト Leila Ernst がこの曲を歌った。
[I Could Have Danced All Night]I Could Have Danced All Night ラーナー/ロウのコンビが’56年のミューズィカル【My Fair Lady】のために書いたもので、ミューズィカルではジュリィ・アンドルーズが、映画ではオードリー・ヘプバーンが(マーニ・ニクソン Marni Nixon の吹き替えで)歌った。
[I Concentrate on You]I Concentrate on You これはコール・ポーターの’39年の作品で、ミュージカル映画『The Broadway Melody 1949』に使われ、そのなかではダグラス・マクフェイル Douglas MacPhail によって歌われた。
[I Can’t Give You Anything But Love]I Can’t Give You Anything But Love ドロスィ・フィールズとジミー・マクヒューのコンビが書いた曲で、最初は’27年の【Harry Delmar’s Revels】に入れられた。そこではこの曲は大西洋横断飛行を成し遂げたリンドバーグ Charles Lindbergh への賛辞として[I Can’t Give You Anything but Love, Lindy]となっていたというが、デルマーがこれを嫌ってすぐに落としたらしい(ショウ自体が続かなかったという記録もあった)。
[I Can’t Get Started]I Can’t Get Started ヴァーノン・デュークの’35年の曲でアイラ・ガーシュウィンが作詞し、’36年のレヴュー【Ziegfeld Follies of 1936】に挿入使用された。そのなかではボブ・ホウプとイヴ・アーデン Eve Arden がこの曲を歌った。