[Alright, Okay, You Win]Alright, Okay, You Win ’55年にカウント・ベイスィ楽団をバックにジョウ・ウィリアムズの歌でヒットした曲で、スィド・ワイチとメイム・ワッツの二人が書いている。この曲は有名なスタンダード曲にはなったが、スタンダード曲のなかではかなり新しい方に属する曲だ。
[Flamingo]Flamingo エドマンド・アンダーソンとテッド・グルーヤの二人が’41年のミュージカル【Big Top】に書いた曲だが、このミュージカルは小さな興行だったようで、どこにも資料らしきものが見当たらず、詳しいことは判らなかった。
[Hallelujah I Love Her So]Hallelujah I Love Her So レイ・チャールズの’56年のヒット曲で、映画やミュージカルとは関係ない。彼のR&Bのヒット曲としては初期のもので’59年のビッグ・ヒット[What’d I Say?]に較べればそう大きなヒットではなかった。
[I’m Walkin’]I’m Walkin’ 1950年代に大活躍したR&B系のピアニストで歌手のファッツ・ドミノがデイヴ・バーソロミューとともに書いた曲である。’57年に発表された彼のレコードが最初のものだった。ロック歌手でのちにプレスリーなどと肩を並べて活躍するリッキー・ネルソンがデビューでこの曲を歌ったのも、同じ年だった。
[Kansas City]Kansas City ジェリー・リィバーとマイク・ストラーの二人の手になるブルースで、映画やミュージカルとは関係なく1952年に作られている。同年リトゥル・ウィリー・リルフィールド Little Willie Littlefield が歌い、それは小さなヒットに留まったが、’59年にウィルバート・ハリソン Wilbert Harrison が歌って大きなヒットになっている。それからは多くの人が録音し、なんと300点も出ているという。