カテゴリー別アーカイブ: 改訂版

[On the Street Where You Live]On the Street Where You Live

これはラーナーとロウのミューズィカル【My Fair Lady】に挿入された曲で、’56年の作品だ。そのミューズィカルでは登場人物のフレディ Freddy Eynsford-Hill を演じたマイケル・キング John Michael King がこれを歌った。そして’57年にヴィク・ダモンがコロンビアに吹きこんだレコードが売れてヒットした。

[You’d Be So Nice to Come Home To]You’d Be So Nice to Come Home To

コウル・ポーターが’43年のミュージカル映画『Something to Shout About』に書いた曲で、ジャネット・ブレア Janet Blair とドン・アミーチェ Don Ameche が歌った。ブレア(’21-2007)はペンスィルヴァニアの田舎の教会のコーラスで歌っていたが、ハル・ケンプ楽団のオーディションを受けて通り、専属歌手を二年間勤めた。それからLAの Cocoanut Grove で歌っているところをコロンビアのスカウトに見出され、その直後にケンプが自動車事故で亡くなってしまったこともあって映画界入りして、これが第一作となった。

[Begin the Beguine]Begin the Beguine

コウル・ポーターが’35年のミュージカル【Jubilee】のために書いたもので、そこではジューン・ナイト June Knight が歌った。[Night and Day]などとともに彼のラテンリズム曲の代表作の一つだが、なんと108小節もある。ポップソングのなかでは108小節というのは最長かもしれない。脚本のモス・ハート Moss Hart が聴いていて、もう終わったかと思ったらまだ半分くらいのところですごく驚いたという。

[Just You, Just Me]Just You, Just Me

これはレイモンド・クレイジスとジェスィ・グリーアが1929年の映画『Marianne』に書き入れた曲である。評論家クライヴ・ハーシュホーン Clive Hirschhorn は「ミュージカル映画の歴史のなかでも女性(マリオン・デイヴィーズ Marion Davies)と一匹の豚が主役の地位を取りあった唯一の作品だろう」と書いている。

[Just Squeeze Me]Just Squeeze Me

’46年にエリントンが書いたインストルメンタル[Subtle Slough]にリー・ゲインズが歌詞をつけて出来上がったのがこの曲で、それほど大きなヒットとはならなかったが、判りやすく粋なメロディの、魅力のある歌だからか、徐々に多くの人が歌い演奏する曲となってきて、もう立派なスタンダード曲と言えそうだ。

[I’ve Grown Accustomed to Her ]I’ve Grown Accustomed to Her Face

これはアラン・J・ラーナーとフレデリク・ロウの詞曲で’56年のミューズィカル【My Fair Lady マイ・フェア・レイディ】に入れられた曲だ。そこでは最後のエンディングの手前で歌われた。昭和30年代のNHKラジオでは番組の間の空き時間などによくこういうミューズィカル曲を流していて、ジャズやミューズィカルに関心をもつよりも前の中学時代の私は、こういう曲をラジオから自然と吸収していた。

[I’ve Got You under My Skin]I’ve Got You under My Skin

この曲は1936年のエリナ・パウエル Eleanor Powell 主演のミュージカル映画『Born to Dance』に入れられ、そこではヴァージニア・ブルース Virginia Bruce が歌った。その年この曲はアカデミー賞にノミネイトされたが、受賞は逸している。また’46年のコウル・ポーターの伝記映画『Night and Day』にも使われている。

[I’ll Never Smile Again]I’ll Never Smile Again

1941年の映画『Las Vegas Nights ラス・ヴェガスの夜』に挿入された曲で、ルース・ロウが作詞、作曲とも担当している。ロウは’41年の映画『Ziegfeld Girl』と’43年の『Is Everybody Happy?』にも一曲書いているが、他に目立った活躍はしていず、その名はあまり知られていない。

[How Long Has This Been Going On?]How Long Has This Been Going On?

この曲はガーシュウィン兄弟作で、最初は’27年のミュージカル【Funny Face】に挿入された。しかしこのミュージカルは最初は【Smarty うぬぼれ屋】という題でフィラデルフィアで上演され、ウィルミントンの木、金曜日の興行では客は200人足らずだったとアイラは回顧している。