[Winter Wonderland]Winter Wonderland
これはリチャード・B・スミスとフェリックス・バーナードが1934年に書いた曲で、ガイ・ロンバード楽団が最初に録音してレコードにした。それは’34年末からチャートに入って’35年1月に4位(2位と記した資料もあったが)まで昇っている。
これはリチャード・B・スミスとフェリックス・バーナードが1934年に書いた曲で、ガイ・ロンバード楽団が最初に録音してレコードにした。それは’34年末からチャートに入って’35年1月に4位(2位と記した資料もあったが)まで昇っている。
おそらくクリスマス曲のなかでももっとも有名になった曲の一つで、アーヴィング・バーリンが1942年に作詞、作曲したものである。そして同年の映画『Holiday Inn』(Paramount)に入れられ、そこではビング・クロズビィが歌った。
これはネイハム・テイトが書いた歌詞をヘンデルの曲に載せてできあがった唄で、17世紀末ごろの作品である。テイト(1652-1715)はアイルランドのダブリン生れらしいが、正確なところは判らないし、彼の幼少時代についてもあまり判っていない。
この曲はたいていの人が気づくだろうが、[Greensleeves]のメロディにあとから[What Child Is This?]という詩がつけられた曲である。[Greensleeves]はヘンリー八世(1491-1547)が書いたというあまり信憑性のない話しもまかり通っているが、それはある意味でこの曲の人気の証しでもあるだろう。
この曲は英国の民間伝承の俗謡で、つくった人もいつごろできたかも判っていない。中世以前の英国では、歌を歌って食べ物やお金を稼ぐ旅芸人たちがよく地方を回っていた。
これはジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニアが1857年に作詞、作曲したもので、’62年の彼の曲集《Carols, Hymns and Songs》に載せられた。ホプキンズ(1820-1891)はピッツバーグ生れで、作詞家であり、雑誌の記者、編集者で、絵も描いたりステインド・グラスのデザイナーもやっていた。
この曲はイギリスの民間伝承の唄の一つで作者は判っていない。しかしヨーロッパとスカンディナヴィアで16世紀頃からクリスマス節に歌われていたという指摘もある。とにかく一目、これは数え歌であり、16世紀のイギリスでは数え歌がとてもはやったという。
これはハリー・スィメオン 、ヘンリー・オノラーティ、キャサリン・K・デイヴィスら三者の作で、1958年と比較的新しいクリスマス曲である。聖書外典からの話しとして、幼いイエスの誕生にさいして贈り物をさしあげる余裕のない貧しい少年が、聖母マリアの許しを得て新生児のためにドラムをたたくと、歌詞は歌っている。
これはイギリスのトラディショナルと言われる歌詞に、フランスの古いメロディをつけた1700年ごろの曲である。だが歌詞はキリスト教以前のドゥルイド教時代まで、おそらく千年くらい遡ると言われる。
この曲は作者不詳のイギリスで歌われていた俗謡で、日本では[牧びとひつじを]の名で知られている。歌詞は1823年にデイヴィーズ・ギルバート Davies Gilbert 著の《Some Ancient Christmas Carols》という出版物に収められたのが最初のようだ。