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【研究】Easy Rider

ブルースやカントリー、フォークなどの歌詞によく出てくる言葉で Easy Rider というのがある。ふつうは英和辞典を引いても、easy も rider もあるにはあるが、Easy Rider として特別な意味は出ていない。

【研究】さらに[The Lady Is a Tramp]について

この曲には四番まで歌詞がある。しかし実際には二番以下はあまり歌われていない。《Ella in Berlin》のエラはヴァース、一番、四番と歌っているが、二、三番は省いている。次に、参考までに二、三、四番の歌詞とその訳を記してみよう。

[My Funny Valentine]My Funny Valentine

ロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズの名コンビでつくられ、1937年のミュージカル【Babes in Arms】に使われた。そこではミッツィ・グリーン Mitzi Green がヴァレンタイン役のレイ・ヘザートン Ray Heatherton に向けて歌い’39年の映画化『Babes in Arms』(MGM)ではジュディ・ガーランドが歌った。

[Memphis Blues]Memphis Blues

W・C・ハンディが1910年に書いた有名な曲に、ジョージ・A・ノートンが歌詞をつけたもので、1912年9月に出版されている。ハンディ自身が〝南部のラグ〞と形容したこの曲は、1909年のテネスィ州メンフィスの市長選挙のキャンペイン・ソングとして、[Mr. Crump]というタイトルでエドワード・クランプ Edward Crump 候補のために書かれた。

[Maple Leaf Rag]Maple Leaf Rag

スコット・ジョップリンが1899年に出版した曲で、書いたのは1897年か’98年かはっきり判っていない。いわゆるラグタイムとして最初はインストゥルメンタルだったが、1903年にスィドニー・ブラウンが劇場用に歌詞をつけた。

[I’ll String Along with You](You May Not Be an Angel but) I’ll String Along with You

アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、1934年の映画『Twenty Million Sweethearts』に使われた曲である。この映画にはディック・パウエル Dick Powell、ジンジャー・ロジャーズ、ミルズ・ブラザーズ、テッド・フィオリト楽団 Ted Fio Rito & His Orchestra などが出演し、フィオリト楽団でマズィ・マルセリーノ Muzzy Marcellino 歌のレコードが5月に出て1位を5週維持し、14週チャート入っていた。

[Carry Me Back to Old Virginny]Carry Me Back to Old Virginny

ジェイムズ・アレン・ブランドの書いた曲で、南北戦争後の1878年の作品である。ちょうど解放奴隷が仕事を求めて悪戦苦闘していたときで、当然白人社会は上部の地位や資産を独占していて、黒人に廻される仕事は最低、最下層のものだけであり、こんなことなら奴隷制下の農園で働いていた方がよかったという、新時代の黒人のあいだの世相をいくらか反映している。

[All God’s Chillun Got Rhythm]All God’s Chillun Got Rhythm

ガス・カーン作詞、ウォルター・ジャーマンとブロニスロー・ケイパー作曲で、マークス兄弟の映画『A Day at the Races』(1937)に使われた曲である。そこではデューク・エリントン楽団をバックにアイヴィ・アンダーソン Ivie Anderson がコーラスとともに歌った。