[I Wish I Knew]I Wish I Knew これはマック・ゴードンとハリー・ウォレンの作で1945年のミュージカル映画『Billy Rose’s Diamond Horseshoe』(20th Century-Fox)に使われた曲だ。この映画にはベティ・グレイヴルとディック・ヘイムズが主演し、二人がこの曲をデュエットで歌った。
[I Was Doing All Right]I Was Doing All Right この曲はジョージ・ガーシュウィンの遺作となった五曲のうちの一つで、兄のアイラ・ガーシュウィンが作詞して、1938年のミュージカル映画『Goldwyn Follies』(United Artists)に使われた。そのなかではエラ・ロウガン Ella Logan がこれを歌った。
[I Want to Talk About You]I Want to Talk About You 映画、ミュージカルとは関係なく、ビリー・エクスタインが’44年につくった曲だ。エクスタインは’43年にアール・ハインズ楽団をやめてソロ歌手としての活動をはじめたが、翌’44年の春にバップ運動の起点となるビッグ・バンドをつくっている。
[I Want to Be Happy]I Want to Be Happy これはスィーザー作詞、ユーマンズ作曲で1924年のミュージカル【No, No, Nanette】に使われた曲だ。そのなかではチャールズ・ウィニンジャー Charles Winninger とルイーズ・グルーディ Louise Groody が歌った。
[I Wanna Be Loved by You]I Wanna Be Loved by You これはキャルマー、ストットハート、ルビーの三人の作で1928年のミュージカル【Good Boy】に挿入された曲だ。そのなかでは、俗に〝ブップブッパドゥップ・ガール〞と言われた赤ちゃん声のヘレン・ケイン Helen Kane (’04-’66)が歌った。
[I Wanna Be Around]I Wanna Be Around サディ・ヴィマーステットのアイデアでジョニー・マーサーが書いたという1959年の作品である。ヴィマーステットはソングライターでもなんでもなく、普通の家庭の主婦で、彼女がマーサーにこの曲のアイデアを送り、マーサーがそれをすごく気に入って曲に仕上げたのだ。
[I Used to Be Color Blind]I Used to Be Color Blind アーヴィング・バーリンが1938年のアステアとロジャーズ主演のRKO映画『Carefree』に書いた曲の一つである。物語りはアステアが精神分析医でロジャーズが患者というかたちで進む。
[I Thought About You]I Thought About You ジョニー・マーサー作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲の’39年の作品で、映画、ミュージカルとは関係のない曲だ。これはベニー・グッドマン楽団でミルドレッド・ベイリィが歌ったレコードがヒットした。
[I Surrender, Dear]I Surrender, Dear ゴードン・クリフォードとハリー・バリスが’31年に書いた曲で、ビング・クロズビィが歌ってヒットした。またこれはケイト・スミス、ガイ・ロンバードもレコードを出して成功している。
[I Should Care]I Should Care サミー・カーン、アクセル・ストーダール、ポール・ウェストンの三人が’44年につくった曲で、翌年のMGM映画『Thrill of a Romance』に挿入使用された。