[I Hear a Rhapsody]I Hear a Rhapsody ジョージ・フラゴス、ジャック・ベイカー、ディック・ギャスペアの三者が1940年につくった曲で、’41年のヒット曲となった。この三者はほかに作品がなにもなく、資料らしいものが皆無だった。
[I Hadn’t Anyone Till You]I Hadn’t Anyone Till You これはレイ・ノウブルがっくり、’38年に自分のオーケストラとトニー・マーティンの歌で発表した曲である。そのブランズウィックのレコードがヒットしたが、’40年代にメル・トーメがリヴァイヴァル・ヒットさせているし、’50年の映画『In a Lonely Place』(Columbia)にも使用された。
[I Had the Craziest Dream]I Had the Craziest Dream マック・ゴードンとハリー・ウォレンの作で、1942年の映画『Springtimein the Rockies』(20th Century-Fox)に使われた曲である。映画ではハリー・ジェイムズ楽団が演奏しヘレン・フォレストが歌い、そのレコードは’42年11月にチャートで1位に上って二週維持し、さらに22週チャート内に留まってミリオン・セラーとなった。
[I Guess I’ll Have to Change My Plan]I Guess I’ll Have to Change My Plan これはハワード・ディーツ作詞、アーサー・シュウォーツ作曲の、1929年のブロードウェイ・レヴュー【The Little Show】に使われた曲で、2コーラス目の歌詞から引っこ抜いた[The Blue Pajama Song]という副題がついていた。
[I Got the Sun in the Morning]I Got the Sun in the Morning アーヴィング・バーリンが1946年のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いた曲で、そのなかではエセル・マーマンが歌った。またこのミュージカルは映画化され、そちらの『Annie, Get Your Gun』(MGM, 1950)ではベティ・ハットンが歌っている。
[I Got Rhythm]I Got Rhythm ジョージ、アイラのガーシュウィン兄弟の作で、’30年のミュージカル【Girl Crazy】に挿入使用された曲だ。このミュージカルはプロデューサーがアレックス・アーロンズとヴィントン・フリードリィで、スコアがガーシュウィン兄弟で、この組み合わせでは最後の作品となった。
[I Got It Bad (and That Ain’t Good)]I Got It Bad (and That Ain’t Good) ウェブスター作詞、エリントン作曲の’41年の作品で、ブロードウェイではなく西海岸(L.A.)で上演された黒人ばかりのレヴュー【Jump for Joy】に挿入され、アイヴィ・アンダーソン Ivie Anderson がエリントン楽団の伴奏で歌った。
[I Get Along Without You Very Well (Except Sometime)]I Get Along Without You Very Well (Except Sometime) これはホウギィ・カーマイケルの書いたもののなかでも地味であまり知られていない曲の一つだ。とても綺麗で素晴らしい歌で、なかでもピリー・ホリデイの歌うこれは絶品で私の大好きな曲である。
[I Get a Kick Out of You]I Get a Kick Out of You これはコール・ポーターが’34年のミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、そのなかではエセル・マーマンとウィリアム・ギャクストンが歌った。第一幕のカーテンがあがってほんの3分後にこの曲は歌われたが、ミュージカルのなかではこういう重要な曲はずっとあとのほうで出してくるのが普通なので、これはまったく異例のことだった。
[I Fall in Love Too Easily]I Fall in Love Too Easily カーンとスタインのコンビがつくり、’45年のジーン・ケリー、フランク・シナトラ主演のミュージカル映画『Anchors Aweigh 錨を上げて』(MGM)に挿入された曲で、映画のなかではシナトラが歌った。