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[Blue Moon]Blue Moon

ロジャーズ&ハートの’34年の作だが、彼らの作品にしては映画やミュージカルに書いたのではない唯一のヒット曲ということになった。それでも最初は[The Prayer]という題でジーン・ハーロウ主演の映画に書いたのだが実現せず、次に[The Bad in Every Man]という名で書き直してクラーク・ゲイブルらの出演した『Manhattan Melodrama』という映画に使われた。

[Blue and Sentimental]Blue and Sentimental

カウント・ベイスィ、ジェリー・リヴィングストン、マック・デイヴィドの三人が作った’38年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。この曲の詳しい資料は見つからなかったが、ベイスィとリヴィングストンがインストゥルメンタルとして’38年に作曲し、デイヴィドが’47年に作詞したものだ。

[Beyond the Blue Horizen]Beyond the Blue Horizen

この曲はリーオ・ロビン作詞、リチャード・ホワイティング、フランク・ハーリング作曲で、1930年の映画『Monte Carlo』(Paramount)のためにつくられた。主演はジャネット・マクドナルドで、彼女が汽車のピストンや車輪のリズムに載せてこの曲を歌い、車窓から見える農夫たちが2コーラス目で合わせてハーモニィをつけ、当時としては大変斬新で評判になる場面をつくりあげた。