[And the Angels Sing]And the Angels Sing ベニー・グッドマン楽団に在籍していたトランペッターのズィギィ・エルマンが作曲し、最初は Fralich in Swing という名でバンドのインストゥルメンタルとして発表された曲だ。
[Among My Souvenirs]Among My Souvenirs エドガー・レズリィとホレイショウ・ニコルズの’27年の作品だが、’29年のミュージカル映画『Paris』に挿入使用された。そのときは莫大なヒットというわけではなく、この曲は以後も地味な存在だったが、’59年にコニィ・フランスィス Connie Francis が歌ったMGM盤がミリオン・セラーになって、大きくリヴァイヴァルした。
[Amapola]Amapola これは元もとジョセフ・M・ラカーレという人がつくったスペインの曲で、スペイン語の歌詞がついていたが、’24年にアメリカで歌詞なしでヒットした。ラカーレは英詩をつけていたがそれはほとんど歌われず、メロディのみのヒットだった。
[Am I Blue?]Am I Blue? ’29年のミュージカル映画『On with the Show』のためにアクストとクラークが書いたもので、そのなかではエセル・ウォーターズ Ethel Waters が歌った。
[Always]Always アーヴィング・バーリンが1925年に【The Cocoanuts】というショウに入れるつもりでつくったワルツだが、結局使われずに終り、ミュージカル、映画とは関係ない。しかしのちに映画『Christmas Holiday』(Universal, 1944)で使われ、ディアナ・ダービンが歌ってリヴァイヴァルしている。
[Alright, Okay, You Win]Alright, Okay, You Win ’55年にカウント・ベイスィ楽団をバックにジョウ・ウィリアムズの歌でヒットした曲で、スィド・ワイチとメイム・ワッツの二人が書いている。この曲は有名なスタンダード曲にはなったが、スタンダード曲のなかではかなり新しい方に属する曲だ。
[Alone Together]Alone Together ディーツトシュウォーツのコンビが’32年のミュージカル【Flying Colors】に書いた曲で、そのなかでクリフトン・ウェブ Clifton Webb とタマラ・ジーヴァ Tamara Geva が歌った。
[Almost Like Being in Love]Almost Like Being in Love これはラーナーとロウのコンビが’47年につくったミュージカル【Brigadoon】のなかに使われた曲で、デイヴィド・ブルックスとマリオン・ベルによって歌われた。
[All Too Soon]All Too Soon エリントンが’40年に作った曲で、特別ヒットしたわけではない。例によって最初はインストゥルメンタルとして書かれ、トロンボウンのローレンス・ブラウン Lawrence Brown とテナーサクスのベン・ウェブスター Ben Webster のソロを念頭に置いてエリントンはこれを書いた。しかしあまり時をおかずカール・スィグマンが歌詞をつけて、ミルドレド・ベイリー Mildred Bailey とサラ・ヴォーン Sarah Vaughan 歌のものが出ている。
[All Through the Night]All Through the Night コール・ポーターがエセル・マーマン、ヴィクター・ムーア Victor Moore らの出演するミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、’34年の作品である。