カテゴリー別アーカイブ: 第20巻

【研究】アレック・ワイルダーのアメリカ・ポピュラー音楽論

アレック・ワイルダーは著書《American Popular Music》で[Without a Song]に触れて「これは事実上アート・ソング art song だ」と書いている。art song とか arty という表現で〈芸術っぽい、芸術を気取っている、芸術的すぎる〉という否定的な意味に使い、そういう意味ではリチャード・ロジャーズもときにはジェロウム・カーンもやり玉に挙げる。

【研究】Easy Rider

ブルースやカントリー、フォークなどの歌詞によく出てくる言葉で Easy Rider というのがある。ふつうは英和辞典を引いても、easy も rider もあるにはあるが、Easy Rider として特別な意味は出ていない。

【研究】ヴァレンタインズ・デイ

ヴァレンタインズ・デイは聖ヴァレンタインを祝う日として知られている。しかしこのヴァレンタインなる人物はカトリック教会の公認するところでは少なくとも三人いて、それも伝説ばかりで確実な証拠はなく、すべてがあまりはっきりしていない。

[My Funny Valentine]My Funny Valentine

ロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズの名コンビでつくられ、1937年のミュージカル【Babes in Arms】に使われた。そこではミッツィ・グリーン Mitzi Green がヴァレンタイン役のレイ・ヘザートン Ray Heatherton に向けて歌い’39年の映画化『Babes in Arms』(MGM)ではジュディ・ガーランドが歌った。

[What Am I Here For]What Am I Here For

デューク・エリントンが1940年代初めに作曲し、歌手のフランキィ・レインが11年後に歌詞をつけた、珍しい取り合わせの曲である。エリントンの曲はだいたい最初はインストゥルメンタルとして作られ、あとから歌詞がつけられるというかたちが多く、これもそういう一曲だった。