[Detour Ahead]Detour Ahead この曲はルー・カーター、ハーブ・エリス、ジョン・フリゴの三者のクレディットになる作品で、1948年に彼ら三人の構成するバンド The Soft Winds が最初に演奏した。そして〝Flirting with Twilight〞というショウ(もしかしたら映画かもしれないが不詳)に使われたようだ。
[Diane (I’m in Heaven When I See You Smile)]Diane (I’m in Heaven When I See You Smile) アーノウ・ラペーとルー・ポラックのコンビが1927年に映画『Seventh Heaven』に書いた曲である。その映画で〝名前不詳の歌手によって歌われた〞と書く資料もあったが、この映画はサイレントでこの指摘はたぶん間違いだろう。
[Dinah]Dinah サム・M・ルイスとジョウ・ヤングが作詞し、ハリー・アクストが作曲した曲で、’24年の夏にニューヨークのナイト・クラブ Plantations Club のレヴューでエセル・ウォーターズが歌った。
[Do I Love You]Do I Love You これはコール・ポーターが1939年末のミュージカル【Du Barry Was a Lady】に書いた曲である。映画『The Wizard of Oz』を撮りおえたばかりのバート・ラーが主演し、この曲はエセル・マーマンとロナルド・グレアム Ronald Graham が歌った。
[Do Nothin’ Till You Hear from Me]Do Nothin’ Till You Hear from Me もとはデューク・エリントンが、トランペッターのクーティ・ウィリアムズのために書いたインストゥルメンタル[Concerto for Cootie]で、それにボブ・ラッセルが’43年に歌詞をつけてできあがった曲である。
[Don’cha Go ’Way Mad]Don’cha Go ’Way Mad これはジミー・マンディとイリノイ・ジャケイ作曲による’50年の曲で、ビッグ・バンドのインストゥルメンタルとして書かれたものにアル・スティルマンが作詞している。
[Don’t Be That Way]Don’t Be That Way エドガー・サンプソンが1938年に書いた曲で、ミッチェル・パリッシュが歌詞をつけたものだが、われわれにはなんと言ってもグッドマン楽団の当り作としての印象が強い。
[Don’t Blame Me]Don’t Blame Me フィールズとマクヒューの二人によって書かれ、’32年の【Clowns in Clover】というシカゴのレヴューに挿入されたが、このレヴューはあまり当たらなかったようで、従ってブロードウェイでも上演されず、これについては詳しいことは判らなかった。
[Don’t Explain]Don’t Explain 言わずと知れたビリー・ホリデイの曲で、亭主がカラーに口紅をつけて帰ってきてなにか下らない言い訳をするので、思わず口をついて出たビリーの言葉から作られた歌である。その話しの真偽の程は定かではないという説もあったが、歌詞の意味は全体に誤解の余地のない曲で、ホリデイらしい雰囲気が漂っている。作ったのは’39年らしく、この時彼女は Decca に録音したという説もある。
[Don’t Fence Me In]Don’t Fence Me In コール・ポーター作の’44年のミュージカル映画『Hollywood Canteen』(Warner)に使われた曲で、そこではロイ・ロジャーズ Roy Rogers が歌った。