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[How Deep Is the Ocean (How High Is the Sky)]How Deep Is the Ocean (How High Is the Sky)

アーヴィング・バーリンのミュージカルや映画に書いた数多くの曲と違って、それらに関係のない単独のヒットとなった1932年の曲だ。ただしそのもとは彼が1930年のアル・ジョルソン主演の映画『Mammy』(Warner)に書いた[To My Mammy]という曲だった。

[How Long Has This Been Going On?]How Long Has This Been Going On?

この曲はガーシュウィン兄弟作で、最初は’27年のミュージカル【Funny Face】に挿入された。しかしこのミュージカルは最初は【Smarty うぬぼれ屋】という題でフィラデルフィアで上演され、ウィルミントンの木、金曜日の興行では客は200人足らずだったとアイラは回顧している。

[I Ain’t Got Nothing But the Blues]I Ain’t Got Nothing But the Blues

これはデューク・エリントンの’40年代の作品の一つで、ドン・ジョージが作詞した曲である。エリントンの曲はたいてい最初はインストゥルメンタルとしてつくられ、のちに歌詞がつけられてスタンダード曲になってくるから、アンサンブルのための曲づくりが多いが、これはブルース臭に満ちたやや異なる趣の曲となった。

[I Believe]I Believe

サミー・カーン作詞、ジュール・スタイン作曲で1947年の映画『It Happened in Brooklyn』(MGM)に使われた曲である。映画にはフランク・シナトラとジミー・デュランティ、キャスリン・グレイソン、タップダンサーのビリー・ロイ Billy Roy が出演し、この曲はまず冒頭でバックに流れ、つぎになかほどでシナトラとデュランティとロイが交互に歌った。

[I Can’t Believe That You’re In Love with Me]I Can’t Believe That You’re In Love with Me

’26年にギャスキルとマクヒューの二人が、コットン・クラブのショウのためにつくった最初の曲で、ショウではエイダ・ウォードが歌った。マクヒューは翌’27年に22歳のドロスィ・フィールズと会ってコンビを組むことになるが、これはその前のことでギャスキルと組んで仕事をしていた。