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[Don’t Get Around Much Anymore]Don’t Get Around Much Anymore

もとは[Never No Lament]というデューク・エリントンのインストゥルメンタルで、ジョニー・ホッジスのアルトをフィーチャした曲だったが、あとからボブ・ラッセルの歌詞がつけられ題名も変えられた。インストゥルメンタルに歌詞をつけてヒットさせるという例は多いが、エリントンの曲としては[Satin Doll]や[Take the A Train]と較べれば、あまり知られていない部類に入るかもしれない。

[Don’t Go to Strangers]Don’t Go to Strangers

レッド・エヴァンズ作詞で、アーサー・ケントとデイヴィド・マンの作曲でつくられた1954年のポップソングである。映画、ミュージカルとは関係ない。三者とも作曲家で、作詞が誰かは資料によって違うため正確には決めがたかったが、エヴァンズが作詞を担当したというのがたぶん正しいようだ。

[East of the Sun]East of the Sun

この曲はブルックス・バウマンが’34年のプリンストン大学の Triangle Club のショウ【Stags at Bay】に書いた3曲のうちの1曲だ。ノルウェイの民話に、王子様とその母君が「太陽の東と月の西に住む」と歌われ、彼はそこからヒントを得てこの題名をとった。スコットランドの詩人アンドルー・ラング Andrew Lang の編纂した童話集で1889に出版されたという。

[Easter Parade]Easter Parade

1933年にアーヴィング・バーリンが書いた曲で、同年のミュージカル【As Thousands Cheer】に使われ、クリフトン・ウェブとマリリン・ミラーによって歌われた。がこのメロディは、最初は彼が1917年に[Smile and Show Your Dimple]という曲名で書いたものだった。