[So Nice (Summer Samba/Samba de Verão)]So Nice (Summer Samba/Samba de Verão) ブラジルのソング・ライターの、マルコス・ヴァレとパウロ・セルジオ・ヴァレの兄弟が’65年に書いた曲で、[So Nice]という曲名が一般的だが、[Samba de Verão]という原題をそのまま英訳して[Summer Samba]とも呼ばれている。
[Sleigh Ride]Sleigh Ride これはクラシックとジャズまたはポップスの領域をまたいだ作曲家として有名なリーロイ・アンダーソン(ルロイという表記が日本のラジオや出版物で一般的だが英語の発音としてはリーロイ)の曲で、最初はアンダーソン自身のオーケストラが演奏したデッカのレコードがヒットした。
[Silver Bells]Silver Bells これはジェイ・リヴィングストンとレイ・エヴァンズの’50年の作で、’51年のパラマウント映画『The Lemon Drop Kid』に使われた。そこではボブ・ホウプ Bob Hope とマリリン・マクスウェル Marilyn Maxwell が歌っている。
[Silent Night]Silent Night この曲は1818年にオーストリアの神父ヨーゼフ・モールが作詞し、教会オルガニストのフランツ・グルーバーが作曲した作品である。従って歌詞はドイツ語で、メロディもグルーバーのオリジナルと現在歌われているものとは(とくに最終節部分が)少し異なるという。
[Santa Claus Is Comin’ to Town]Santa Claus Is Comin’ to Town これはヘイヴン・ギレスピ、J・フレッド・クーツの二人が1934年に書いた曲で、今や日本でも知らない人がいないくらいに有名になった。’34年9月下旬の雨の日にギレスピはニューヨークの Leo Feist 楽譜出版社のエドガー・ビトナーに呼び出されて、子供向けのクリスマス曲の依頼を受けた。
[Rudolph the Red-Nosed Reindeer]Rudolph the Red-Nosed Reindeer 邦名[赤鼻のトナカイ]で日本でもよく知られているこの曲は、最初はカントリー・ウエスタン歌手ジーン・オートリィ Gene Autry が1949年に歌ってヒットした。作曲のジョニー・マークスが歌詞も書いたが、それは彼の義理の兄弟であるロバート・L・メイの書いた子供向けの物語りをもとにしていたので、彼はメイにクレディットを与えている。
[Recado Bossa Nova (The Gift/Recado)]Recado Bossa Nova (The Gift/Recado) もとはブラジル人の手になる曲だが、この二人の人物はブラジルでは知られていないようで、どうやらアメリカ在住のブラジル人らしい。もちろんこの歌にはブラジル語の歌詞がついていて、ブラジルでもヒットした。アメリカではそれほどヒットしたわけではないが、’60年代にハンク・モブレイ Hank Mobley などのジャズのグループにインストゥルメンタルの曲目として使われ、やや知られた曲ではあった。
[Only Trust Your Heart]Only Trust Your Heart この曲は1964年にアストラド・ジルベルトが歌って有名になった。彼女がボサノヴァで歌ったせいか、これはほとんどボサノヴァで歌われるようだ。曲はトランペトとアルトサクスをこなすジャズ畑の大御所ベニー・カーターが書いていて、歌詞はサミー・カーンによっている。カーンは’57年に Nicholas Brodszky の曲に同名の歌詞を書いていて、それはディーン・マーティンが歌って出されているが大きなヒットとはならなかった。
[O Little Town of Bethlehem]O Little Town of Bethlehem これはボストンのトリニティ Trinity(三位一体)教会の牧師フィリップス・ブルックスが歌詞を書き、オルガン奏者のルイス・ヘンリー・レドナーが作曲したもので、1868年の作品である。ブルックス(1835-1893)は商人の子としてボストンで生れ、2メートル近い、当時としてはかなりの大男だった。