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[Makin’ Whoopee]Makin’ Whoopee

エディ・キャンター Eddie Cantor 主演の’28年のミュージカル【Whoopee】のなかに使われた曲で、ガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲で、キャンターが歌った。フロウレンズ・ズィーグフェルド Florenz Ziegfeld がプロデュースし、379回も続く大ヒットだったが、ズィーグフェルドが破産して閉幕となり、そうでなければもっと続いていたろう。

[Blue Moon]Blue Moon

ロジャーズ&ハートの’34年の作だが、彼らの作品にしては映画やミュージカルに書いたのではない唯一のヒット曲ということになった。それでも最初は[The Prayer]という題でジーン・ハーロウ主演の映画に書いたのだが実現せず、次に[The Bad in Every Man]という名で書き直してクラーク・ゲイブルらの出演した『Manhattan Melodrama』という映画に使われた。

[Guilty]Guilty

これはガス・カーンとハリー・アクストが作詞し、リチャード・ホワイティングが作曲した’31年の曲だが、クレディットでは三人共作となっている。この曲は映画とは関係がなく、またカーンがルース・エティングの歌を意図して書いたのでミュージカルに使われる予定だったが、結局使われず、ミュージカルとも関係がなかった。

[Battle Hymn of the Republic]Battle Hymn of the Republic

この曲はトラディショナルと今は考えてしまっていいかと思うが、元もとの成立過程は複雑で、不詳な点も少なからずある。歌詞は詩人で奴隷制に反対していた社会運動家のジュリア・ウォード・ハウ夫人 Julia Ward Howe (1819-1910)によって書かれたが、この曲に関して唯一確かなことはこれだけである。