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[It’s All Right With Me]It’s All Right With Me

コール・ポーターが作詞作曲して、1953年のミュージカル【Can-Can】に使われた曲である。そのなかではピーター・クックソン Peter Cookson が歌った。この脚本を書いたエイブ・バロウズ Abe Burrows は、最初は画家のロートレックが描いたモデルのラ・グールーの一生をミュージカル化しようと企画したらしい。

[It’s a Sin to Tell a Lie]It’s a Sin to Tell a Lie

ビリー・メイヒューが’36年につくった曲で、これは日本人でも知らない人がいないくらいに有名なスタンダード曲となった。しかしこのメイヒューはこの曲ばったりという人で、他にヒット曲はおろか一つも作品がなく、この人の素性、経歴などは1889年生れ’51年没ということ以外はまったく判らなかった。

[It Only Happens When I Dance with You]It Only Happens When I Dance with You

アーヴィング・バーリンが1948年の映画『Easter Parade』(MGM)に書いた曲だ。そのなかでは冒頭でフレッド・アステアがアン・ミラーに向けて歌い、そのあとくり返しバックで流され、さらに中ほどでジュディ・ガーランドが今度はアステアに向けて歌い、終りのほうでまたミラーとアステアが踊った。

[It Might As Well Be Spring]It Might As Well Be Spring

これはハマースタイン二世とリチャード・ロジャーズのコンビで1945年につくられ、ミュージカル映画『State Fair』(20th Century-Fox)に使われた曲である。この二人の仕事には『South Pacific』やら『The Sound of Music』などミュージカル映画が多いのだが、いずれもミュージカルの映画化であって、オリジナルのミュージカル映画ではない。『State Fair』は彼らの唯一のオリジナルのミュージカル映画で、そう言われてみると意外に感じる人もいるはずだ。