[Five Minutes More]Five Minutes More これはサミー・カーンとジュール・スタインのコンビが1946年に発表した曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。がのちにミュージカル映画『Sweetheart of Sigma Chi』(Monogram, ’46)に使われている。
[Five Foot Two, Eyes of Blue]Five Foot Two, Eyes of Blue これはヘンダーソンの初期の成功作の一つで、サム・M・ルイスとジョウ・ヤングのコンビが歌詞をつけた1925年の曲だ。ヘンダーソンは’23年の[That Old Gang of Mine]が大ヒットしてからヒット曲を量産していくが、スタンダード曲としてはこの曲と’26年の[Bye Bye Blackbird]がとくに有名になった。
[Fine Romance, A]A Fine Romance ドロスィ・フィールズ、ジェロウム・カーンの二人がRKO映画『Swing Time』に書いた曲で、なかでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが歌った。その後カーンの伝記に基づいたミュージカル映画『Till the Clouds Roll By』(’46)にも使われた。
[Fine and Dandy]Fine and Dandy ポール・ジェイムズとケイ・スウィフトが’30年のミュージカル・コメディ【Fine and Dandy】に書いたもので、そのタイトル・ソングとなった。
[Fever]Fever 作詞、作曲がジョン・ダヴェンポートとエディ・クーリィという二人の人物にクレディットされているが、実際はロックの黒人シンガー・ソング・ライターのオウティス・ブラックウェル Otis Blackwell が’56年にダヴェンポートという偽名を使って書いたものだ。
[Feeling Good]Feeling Good ブリッカスとニューリーのコンビが、’65年のミュージカル【The Roar of the Greasepaint──the Smell of the World】に書いた曲で、ブルースではないがブルース・フィーリングのある曲だ。
[Fascination]Fascination この曲は作詞ディック・マニング、作曲F・D・マルケッティで、1957年のゲイリィ・クーパー、オードリー・へプバーン、モーリス・シェヴァリエ主演の映画『昼下がりの情事 Love In the Afternoon』の主題歌として使われた。
[Fascinating Rhythm]Fascinating Rhythm ジョージとアイラのガーシュウィン兄弟の作で、’24年のミュージカル【Lady Be Good】に挿入された。そのなかではウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズとともにフレッドとアデールのアステア姉弟がこれを歌った。
[Falling in Love With Love]Falling in Love With Love ロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズが’38年のミュージカル【The Boys from Syracuse】に書いた曲で、そのなかではミュリエル・アンジェラス Muriel Angelus が歌った。
[Falling in Love Again]Falling in Love Again マレーネ・ディートリッヒ、エミール・ヤニングス主演の’30年のドイツ映画『The Blue Angel 嘆きの天使』の主題歌で、その映画の音楽を担当したフレデリック・ホランダーが作詞、作曲している。