カテゴリー別アーカイブ: 研究

【研究】ボサノヴァについて

ボサノヴァの定義は非常に難しい。ボサノヴァはブラジルの音楽家たちがアメリカの巨大市場を目的に、サンバをアメリカ人にも判るように易しく単純にしたものだとか、反対にアメリカ人が自分たち向けにサンバをまるでインスタント食品のように気の抜けたものに作り上げたのがボサノヴァだとか、従ってボサノヴァとはブラジルにはなくアメリカの音楽、アメリカのブラジル風音楽だ、という極端な説もある。

【研究】音楽家の実像

’60年代は人種闘争が荒れ狂った時代で、マックス・ロウチとアビィ・リンカーンの人種闘争をそのままジャズに持ち込んだようなレコードもあったが、日本のジャズ評論家はそういうものを「ジャズに政治を持ち込んではいかん」とかなんとか言って酷評していたものだった。

【研究】日米比較論([Wives and Lovers]についての考察)

この歌はなにかおかしく笑えてくるような歌詞で、われわれにも興味深いものだ。ただその内容は考えていくと、日本人にとって大きな問題を含んでいると言えるかもしれない。すなわち、日本人の女性は自分が家にいるとき、つまり亭主がそばにいてもだが、カーラーを巻く。

【研究】仮面と言葉([This Masquerade]についての考察)

仮面舞踏会の仮面 mask という言葉はラテン語の仮面 persona という概念が下敷きになっている。この persona という語から、のちの英語の〈個人〉を意味する person という語が派生したことから判るように、そこには個人、個性という意味も込められている。

【研究】歌のなかの様式性と現実性([Guess Who I Saw Today]についての考察)

こういう歌が日本人に好かれるかどうかはともかくとして、日本のジャズ歌手はこういう歌がうまく歌えないというのが現状ではないだろうか? 発音が依然として英米人に判るようなものになっていないことが一つだし、歌を歌うときの心構え、その精神が欧米と日本とでは未だに大きく違うということがもう一つである。

【研究】日米大衆音楽観の差

日本では巷に流れるヒット・ソングが県歌や国歌(アメリカの州は日本の県より国に近い)に採用されるなどということは、どうも起こりそうもない。

【研究】ブルースについてのABC

ブルースは黒人の音楽である。それも黒人奴隷の音楽であり、奴隷開放以後も事実上奴隷と変わらないような生活を強いられていた黒人たちの音楽である。

【研究】Easy Rider

ブルースやカントリー、フォークなどの歌詞によく出てくる言葉で Easy Rider というのがある。ふつうは英和辞典を引いても、easy も rider もあるにはあるが、Easy Rider として特別な意味は出ていない。

【研究】ヴァレンタインズ・デイ

ヴァレンタインズ・デイは聖ヴァレンタインを祝う日として知られている。しかしこのヴァレンタインなる人物はカトリック教会の公認するところでは少なくとも三人いて、それも伝説ばかりで確実な証拠はなく、すべてがあまりはっきりしていない。