[Moments Like This]Moments Like This フランク・レッサー作詞、バートン・レイン作曲で、1938年の映画『College Swing』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではフローレンス・ジョージ Florence George が歌った。
[Mountain Greenery]Mountain Greenery ロジャーズ/ハートの初期の作品で、レヴュー【The Garrick Gaieties of 1926】に使われた曲である。そのなかではボビー・パーキンズ Bobbie Perkinsとスターリング・ホロウェイ Sterling Holloway によって歌われた。
[So Rare]So Rare ジャック・シャープ作詞、ジェリィ・ハースト作曲で1937年につくられた曲だ。最初に演奏したのはジミー・ドースィ楽団だったが、大いに売れたのはガス・アーンハイム楽団とジミー・ファレル歌、スタン・ケントンのピアノ、アーヴィング・ファゾウラのクラリネットのレコードで、’37年7月末にヒットチャートの2位まで上がり、さらに8月初めにガイ・ロンバード楽団のレコードがトップまで昇った。
[Some Other Spring]Some Other Spring これはアイリーン・キッチングズの書いた曲にアーサー・ハーゾグ・ジュニアが作詞したもので、1939年の作品である。チャートに昇ったほどのヒットではなかったが、ビリー・ホリデイが歌っていわばホリデイ・スタンダードとなった。
[Soon]Soon ガーシュウィン兄弟が1930年に書いたミュージカル【Strike Up the Band】に入れられた曲である。このミュージカルは最初は’27年に上演されたが、それは戦争を風刺した脚本が深刻、辛辣すぎたためか、地方で上演されただけでうち切られてしまった。
[Street of Dreams]Street of Dreams サム・M・ルイス作詞、ヴィクター・ヤング作曲で1932年につくられた曲である。ミュージカル、映画とは関係なく、この曲の詳しい資料はあまり見つからなかった。ヴィクター・ヤングがまだ有名でない時代の曲で、最初に歌ったのはモートン・ダウニー Morton Downey(1901-’85)だった。
[Stairway to the Stars, A]A Stairway to the Stars マット・マルネックとフランク・スィニョレリのコンビの曲で、のちにミッチェル・パリッシュが歌詞をつけて1939年にできあがった。マルネックとスィニョレリはポール・ホワイトマン楽団のメンバーで、最初これは[Park Avenue Fantasy]というインストゥルメンタルとして完成し、ホワイトマン楽団が演奏した。
[Any Place I Hang My Hat Is Home]Any Place I Hang My Hat Is Home ジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲で、1946年のミュージカル【St. Louis Woman】に使われた曲である。その中ではロバート・ポウプによって歌われた。
[Something to Remember You By]Something to Remember You By ハワード・ディーツとアーサー・シュウォーツのコンビが1930年につくった曲で、レヴュー【Three’s a Crowd】に使われた。そこではリビィ・ホルマンが歌った。
[You Came a Long Way from St. Louis]You Came a Long Way from St. Louis ピアニストでアレンジャーのジョン・ベンソン・ブルックスの曲で、スィドニー・キース・ラッセルが歌詞をつけた1948年の作品である。最初の録音はレイ・マッキンリーの楽団がやっている。