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[Twelfth Street Rag]Twelfth Street Rag

ラグと名にあるように、’14年にユーデイ・L・ボウマンによって書かれたラグタイム曲である。デイヴィド・イーウェンはクラシック(古典)と呼んでいるが、まさに古典ゆえだろうか、書物によってそのつくられた年代が同じでなく、’11年、’09年などと書いてあるものもあった。

[Under a Blanket of Blue]Under a Blanket of Blue

クレディットでは共作となっているが、ジェリー・リヴィングストン作曲で、アレン・J・ニーバーグとマーティ・サイムズ作詞の、’33年の作品だ。映画、ミュージカルとは関係なく、2小節目で短三度の音にいく甘ったるいメロディをグレン・グレイとカサロマ・オーケストラがヒットさせた。

[Waiting for the Robert E. Lee]Waiting for the Robert E. Lee

これはラグタイムのスタンダードといった曲で、L・ウルフ・ギルバート作詞、ルイス・フランク・ミュア作曲で1912年につくられた古典中の古典だ。作詞のギルバートが、ルイズィアナ州ベイトン・ルージュの川岸の突堤で黒人たちがミスィスィッピー川の汽船〝リー将軍号〞から積み荷を降ろしているのを見て、そのありさまを唄に書いた。