[Kiss to Build a Dream On, A]A Kiss to Build a Dream On バート・キャルマー、ハリー・ルビー、オスカー・ハマースタイン二世の三者の作品で、1951年の映画『The Strip』(MGM)に使われた曲だ。ただこれはキャルマーとルビーのコンビが’35年に書いた曲で、そのときは[Moonlight on the Meadows]というタイトルだった。
[Lonesome Road]Lonesome Road アメリカ黒人のあいだに伝わっていた古いスピリチュアル(霊歌)で、トラディショナル曲である。1865年にスピリチュアル曲集が初めて出版され楽譜化されたので、書物によってはその年代が書かれている。
[Lovely Way to Spend an Evening, A](This Is) A Lovely Way to Spend an Evening シナトラ・ソングの一つで、1944年の映画『Higher and Higher』(RKO)に挿入され、そこで本名で出演した彼が歌った。作詞はハロルド・アダムソン、作曲はジミー・マクヒューで、その前年に書かれたようだ。
[Moonlight Becomes You]Moonlight Becomes You ジョニー・バーク作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲で、1942年につくられ、同年の映画『Road to Morocco』(Paramount)に使われた曲だ。そのなかでは主演のビング・クロズビィが歌った。
[My Baby Just Cares for Me]My Baby Just Cares for Me ガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲で1930年につくられた曲だ。同年の映画『Whoopee』(United Artists)に使われ、エディ・キャンターによって歌われた。いまは有名になった[Makin’ Whoopee]も入っていて、どちらもキャンターらしさが横溢した歌であり曲である。
[My Heart Belongs to Daddy]My Heart Belongs to Daddy コール・ポーターの1938年の作品で、ミュージカル【Leave It to Me!】に使われた曲である。そのなかではメアリィ・マーティンがストリップ風に味つけして歌い、無名だった彼女が一挙に有名になった。
[Pick Yourself Up]Pick Yourself Up ドロスィ・フィールズ作詞、ジェロウム・カーン作曲の1936年の作品で、同年のミュージカル映画『Swing Time』(RKO)に使われた。そのなかでは始まって間もなくのところで、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズがこの曲を歌った。
[San Francisco (Open Your Golden Gate)]San Francisco (Open Your Golden Gate) 年輩の人にはたいへん懐かしいこのメロディは、1936年の同名の映画『San Francisco』(MGM)の主題歌である。ガス・カーンが作詞し、ブロニスロー・ケイパーとウォルター・ジャーマンが作曲し、映画にはジャネット・マクドナルドとクラーク・ゲイブルが主演し、ほかにもスペンサー・トレイスィ、シャーリィ・ロスらが出演した。
[Seems Like Old Times]Seems Like Old Times ガイ・ロンバードの弟のカーメン・ロンバードがジョン・ジェイコブ・ロウブとつくった曲で、1946年の作品である。そしてガイ・ロンバードの楽団が演奏して有名になった。
[Some Sunday Morning]Some Sunday Morning この曲はテッド・ケーラーが作詞し、M・K・ジェロウムとレイ・ハインドーフが作曲したもので、1945年の作品である。これは往年の西部劇スター、エロール・フリンが主演した同年の映画『San Antonio』(Warner)に使われ、なかではアレクスィス・スミスが歌い、アカデミー主題歌賞にノミネイトされたが受賞は逸した。