[Love Me or Leave Me]Love Me or Leave Me これはガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲の’28年の作品で、ルース・エティングの持ち歌として大変有名になった曲だ。エティングが同年のエディ・キャンターの主演のミュージカル【Whoopee】で歌った。
[Lover]Lover この曲はロジャーズ/ハートの’32年の作品で、同年のミュージカル映画『Love Me Tonight』(Paramount)に使われ、そのなかではジャネット・マクドナルドがこれを歌った。
[Lullaby of Broadway]Lullaby of Broadway これはアル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲の’35年に書かれた曲で、同年のミュージカル映画『Gold Diggers of Broadway』(Warner)に使われた。そのなかではウィニ・ショー Wini Shaw が歌い、この曲は創設二年目のアカデミィ主題歌賞をもらった。
[Moon River]Moon River これはマーサー作詞、マンスィーニ作曲のひろく知られている曲で、オードリィ・ヘップバーン主演の’61年の映画『Breakfast at Tiffany’s ティファニーで朝食を』(Paramount)に使われた。
[Moonglow]Moonglow これは’34年にデランジ、ミルズが作詞し、ウィル・ハドソンが作曲したもので、ハドソンとデランジのオーケストラが録音したレコードが最初だった。が’56年の映画『Picnic』(Columbia)に使われて大きくリヴァイヴァル・ヒットし、モリス・ストロフ Morris Stoloff のオーケストラのものとジョージ・ケイツ George Cates のオーケストラのものが売れた。
[My Monday Date]My Monday Date これはアール・ハインズがインストゥルメンタルとして’28年に作曲し、のちにスィドニー・ロビンが作詞したものだ。ハインズ楽団がインストゥルメンタルとして録音したものが最初のレコードだった。
[My Romance]My Romance これはロジャーズ/ハートの’35年の作品で、同年11月の、ミューズィカル【Jumbo】のなかに使用された曲だ。そのなかではドナルド・ノヴィス Donald Novis とグロリア・グラフトン Gloria Grafton によって歌われた。この二人は当時売れっ子のビグバンド歌手で、歌えない映画スターの声もよく吹き替えていた。
[Nearness of You, The]The Nearness of You この曲は、’40年にホウギィ・カーマイケルが作曲し、ネッド・ワシントンが作詞したとクレディットのうえではなっていて、映画、ミュージカルとは関係ないが、正確にはカーマイケルがパラマウント映画の仕事をしていた’37年につくったものらしい。
[Nevertheless]Nevertheless この曲はキャルマー作詞、ルビー作曲の’31年につくられたもので、映画やミュージカルとは関係がない。クレディットでは作詞作曲とも二人になっている。当初はビング・クロズビィとルディ・ヴァレーがそれぞれのラジオ番組で歌い、またレコードもつくってヒットした。
[On the Street Where You Live]On the Street Where You Live これはラーナーとロウのミューズィカル【My Fair Lady】に挿入された曲で、’56年の作品だ。そのミューズィカルでは登場人物のフレディ Freddy Eynsford-Hill を演じたマイケル・キング John Michael King がこれを歌った。そして’57年にヴィク・ダモンがコロンビアに吹きこんだレコードが売れてヒットした。