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[There’s No Business Like Show Business]There’s No Business Like Show Business

アーヴィング・バーリンが1946年のロジャーズ/ハマースタイン製作のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いた曲で、そのなかでは第一幕でレイ・ミドルトンとウィリアム・オニール William O’Neal が歌い、またフィナーレで全員が歌った。

[These Foolish Things]These Foolish Things

ジャク・ストレイチー作曲、エリク・マシュウィツ作詞で1935年に作られた曲だ。ロンドンのレヴュー【Spread It Abroad】(’36)に使われた。なかではドロスィ・ディクソン Dorothy Dickson (1893–1995)が歌い、レヴューは200回を超えるくらいで大きなヒットではなかった。マシュウィツはこのときホルト・マーヴェルという芸名も使っていて、ストレイチーとともにイギリス人だが、レヴューではアメリカ人でイギリスに来て仕事をしていたハリー・リンクも加わり、2、3番の歌詞のブリジを担当したという。

[They All Laughed]They All Laughed

ガーシュウィン兄弟が書いてRKOのミュージカル映画『Shall We Dance? 踊らん哉』のなかに使われた曲で、1937年の作品である。ジンジャー・ロジャーズとフレッド・アステアの歌と踊りの場面でこの曲が登場し、そこでは最初にロジャーズがヴァースとコーラス1を歌い、つぎに二人がこの曲で踊った。

[This Could Be the Start of Something Big]This Could Be the Start of Something Big

この曲はコメディアンのスティーヴ・アレンが作詞、作曲したもので、’56年につくられている。映画やミュージカルとは関係なく、それほど有名な曲ではないにしても、ニューヨークやそこで暮らす現代人の生活をリアルに捉えているビリー・ジョエルの[New York State of Mind]や、ロレンズ・ハートの[The Lady Is a Tramp]とも似ていて、通にはなかなか人気のある曲と言えそうだ。