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[Duke’s Place (C-Jam Blues)]Duke’s Place (C-Jam Blues)

エリントンの作になるお馴染みのブルースで、普通には[Cジャム・ブルース]という名で通っている。ヴァーヴ Verve のレコード《Ella at Duke’s Place》のライナー・ノウツでレナード・フェザー Leonard Feather が書いている説明によれば、これも例によって最初はエリントン・バンドのインストゥルメンタルだったが、のちに歌詞がつけられてヴォーカル曲になったという。

[I Ain’t Got Nothing But the Blues]I Ain’t Got Nothing But the Blues

これはデューク・エリントンの’40年代の作品の一つで、ドン・ジョージが作詞した曲である。エリントンの曲はたいてい最初はインストゥルメンタルとしてつくられ、のちに歌詞がつけられてスタンダード曲になってくるから、アンサンブルのための曲づくりが多いが、これはブルース臭に満ちたやや異なる趣の曲となった。

[Why Don’t You Do Right?]Why Don’t You Do Right?

これはブルースマンでギタリストのジョウ・マッコイが1942年に書いた曲で、ペギー・リーがベニー・グッドマン楽団で歌って大ヒットした。ちょうど戦争が始まったばかりだったので、百万枚にわずかに欠けるほど売れたこの盤が、’42~’43年にはもっとも売れたレコードになったという。