[Lady Is a Tramp, The]The Lady Is a Tramp 1937年のロジャーズ&ハートのコンビによるミュージカル【Babes in Arms】に挿入された曲で、[My Funny Valentine]、[Johnny One Note]、[Where or When]などとともにスタンダード曲として残っている。
[Jersey Bounce]Jersey Bounce 1941年にタイニィ・プラッドショーのバンドに在籍していたサックス奏者のポビィ・プラターによって作編曲された曲で、ロバート・ライトによる作詞は多分もう少しあとのことだろう。
[I Get Along Without You Very Well (Except Sometime)]I Get Along Without You Very Well (Except Sometime) これはホウギィ・カーマイケルの書いたもののなかでも地味であまり知られていない曲の一つだ。とても綺麗で素晴らしい歌で、なかでもピリー・ホリデイの歌うこれは絶品で私の大好きな曲である。
[If I Could Be with You (One Our Tonight)]If I Could Be with You (One Our Tonight) ヘンリー・クリーマーともう伝説的になってしまったピアニストのジェームズ・P・ジョンソンの’26年の作品だが、’30年と書かれてあるものもあり、その理由は私にははっきりとは判らなかった。
[I Don’t Know Why (I Just Do)]I Don’t Know Why (I Just Do) フレッド・E・アーラートがロイ・タークと書いた’31年の作品で、当初の人気はそれほどでもなかったがご40年代になってトミー・ドースィ楽団がシナトラの歌で吹き込んで有名になった。
[I Cried for You]I Cried for You 作詞家でのちにプロデューサーとして活躍するアーサー・フリードが、作詞の仕事をし始めて直ぐの作品で、フリードは作曲のナスィオ・ハープ・ブラウン Nacio Herb Brown と組むのだが、これはそれよりも前にアーンハイムと書いた曲で、フリードにとって初のヒット作となった。
[Goodnight Sweetheart]Goodnight Sweetheart レイ・ノウブルが作曲し、キャンベル、コネリーのコンビが作詞して、1931年のレヴュー【Earl Carroll’s Vanities】に使われた曲である。
[Give Me the Simple Life]Give Me the Simple Life ハリー・ルビーとルーブ・ブルームが1946年の映画『Wake up and Dream』に書いた曲で、ジョン・ペイン John Payne とジューン・ハヴオック June Havoc が最初に歌った。
[Garota De Ipanema (The Girl from Ipanema)]Garota De Ipanema (The Girl from Ipanema) 言わずと知れたジョビンとモライスの曲で、もうボサノヴァの代名詞のようになった歌である。といってもボサノヴァの名曲と言われるもののなかではこの曲は中後期に属していて、[Bahia バイア]、[Brasil]、[Carinhoso カリニョーゾ]、[Copacabana]、[Berimbau]といった今ではもう古典と言えるような曲は勿論、[Desafinado]、[Manhã de Carnaval オルフェの歌]、[So Danço Samba]といったボサノヴァ・ブームで出てきた曲よりも、これは新しい。
[Embraceable You]Embraceable You ガーシュウィン兄弟による1930年のミュージカル【Girl Crazy】に挿入され、舞台ではジンジャー・ロジャーズ扮するモリィ・グレイが歌った。