[Indiana](Back Home Again in) Indiana バラード・マクドナルド作詞、ジェイムズ・ハンリー作曲で1917年の後半につくられた曲だ。最初に録音したのは ODJB(Original Dixieland Jazz Band)で、同年10月にチャートで8位に入り、パトリック・コンウェイ Patrick Conway のオーケストラのものは9月末にやはり8位まで昇った。
[I Didn’t Know about You]I Didn’t Know about You デューク・エリントンのインストゥルメンタルから歌詞がついてスタンダード化した曲の一つだ。最初は1942年にエリントンが書いた[Sentimental Lady]というインストゥルメンタルで、ボブ・ラッセルが歌詞をつけて’44年にエリントン楽団がレコーディングし、そのとき歌ったのはジョウヤ・シェリルだった。
[Harlem Nocturne]Harlem Nocturne アール・H・ヘイゲンが1940年に作曲したビッグバンド・ナンバーである。というと意外でびっくりする人も多いかと思うが、ヘイゲンは鮪档激C・ノウブル楽団にアレンジを提供していて、インストゥルメンタルとしてノウブル楽団が最初に演奏した。
[Dream a Little Dream of Me]Dream a Little Dream of Me ウィルバー・シュワントとフェビアン・アンドレが作曲し、ガス・カーンが歌詞をつけた1931年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。最初にウェイン・キング・オーケストラが録音してヒットし、それからケイト・スミスが歌って有名になった。
[Day in the Life of a Fool, A (Manhã de Carnaval/Black Orpheus/Orfeu Negro/La Chanson D’Orphée)]A Day in the Life of a Fool (Manhã de Carnaval/Black Orpheus/Orfeu Negro/La Chanson D’Orphée) この曲は先頃亡くなったブラジルのギタリスト、ルイス・ボンファの作品で、1957年の仏葡合作の映画『黒いオルフェ Orfeu Negro』に使われたものだ。
[By the Time I Get to Phoenix]By the Time I Get to Phoenix ジミー・ウェブが歌手のジョニー・リヴァーズ Johnny Rivers のために1967年に書いた曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。多くの人が歌ったが、ややあって’68~’69年にかけてグレン・キャンベルのレコードが大きくヒットし、そのキャンベル版はグラミー賞を獲得した。
[Boy Next Door, The]The Boy Next Door ヒュー・マーティン、ラルフ・ブレイン作詞曲で、’44年の映画『Meet Me in St. Louis』(MGM)に使われた曲である。この映画はジュディ・ガーランド主演で、アーサー・フリード制作、ヴィンセンティ・ミネリ監督で、原作は雑誌ニューヨーカーの小説だった。
[Any Old Time]Any Old Time アーティ・ショーが詞曲とも書いて1938年6月にレコードにした曲で、彼のクラリネットがフィーチュアされ、ビリー・ホリデイが歌って有名になった。チャートに入るほどのヒットではなかったが、ホリデイとショーの唯一の曲として印象深いものとなった。