[End of a Love Affair, The]The End of a Love Affair ピアニストのエドワード・C・レディングが歌手のメイベル・マーサーのために書いた曲で、’50年の作品だ。とくにヒットしたというわけではないが、マーサーの影響力ゆえだろうか、以後ビリー・ホリデイやフランク・シナトラも歌うスタンダード曲になった。
[For Sentimental Reasons]For Sentimental Reasons ’46年のナット・キング・コールのヒット曲で、その前年にディーク・ワトソンとウィリアム・ベストの二人が書いた曲である。従って映画、ミュージカルとは関係ない。
[Forty Second Street]Forty Second Street アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲になる’33年のミュージカル映画『42nd Street』(Warner)の主題歌である。そのなかではルビー・キーラーがこれを歌い、ほかにディック・パウエル、ジンジャー・ロジャーズらが出演した。
[Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry]Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry カーンとスタインが’44年のミュージカル【Glad to See Ya】に書いた作品である。しかしこのミュージカルはトライアウトの段階で閉めてしまい、曲だけがジャズ歌手に歌われてスタンダード曲になった。
[Hallelujah]Hallelujah グレイとロビン作詞、ユーマンズ作曲で、’27年のミュージカル【Hit the Deck】に使われた曲だ。そこではステラ・メイヒュウが歌い、その映画化『Hit the Deck』(RKO, ’30)ではマーガリタ・パドューラ Marguerita Padula が歌った。
[Hello, Dolly]Hello, Dolly ジェリー・ハーマン作詞曲で、’64年の同名のミュージカル【Hello, Dolly】の主題歌として使われた曲だ。そのなかではキャロル・チャニング Carol Channing とデイヴィド・ハートマン David Hartmann が歌った。
[I Ain’t Got Nobody]I Ain’t Got Nobody 普通グレアムとウィリアムズの共作とクレディットされていて、ときにはデイヴ・ペイトン Dave Peyton の名も入っている、’16年のヒット曲だ。
[I Hear Music]I Hear Music 共作となっているが、レッサー作詞、レイン作曲で、’40年のミュージカル映画『Dancing on a Dime』(Paramount)に使用された曲だ。この映画にはグレイス・マクドナルドが出演し、この曲はロバート・ペイジ Robert Paige、ピーター・ヘイズ Peter Hayes、フランク・ジェンクス Frank Jenks によって歌われた。
[I Love You]I Love You ’44年1月に開演したミュージカル【Mexican Hayride】にコール・ポーターが書いた曲で、そこではウィルバー・エヴァンズ Wilber Evans が歌った。
[In a Mellow Tone]In a Mellow Tone エリントンが作曲し、ゲイブラーが歌詞をつけて’40年に発表されたスウィング・ナンバーだ。インストゥルメンタルとして有名になり、もっぱらエリントン楽団などのビッグ・バンドの曲として知られるようになった。