[People Will Say We’re in Love]People Will Say We’re in Love これはロジャーズ/ハマースタインの’43年のミュージカル【Oklahoma!】に挿入使用された曲で、そのなかではアルフレッド・ドレイクとジョウン・ロバーツ Joan Roberts によって歌われた。
[Shanghai Lil]Shanghai Lil この曲はアル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、’33年のミュージカル映画『Footlight Parade』(Warner)に挿入されたものだ。そして主演のジェイムズ・キャグニィとルビィ・キーラーがこれを歌っている。
[Sheik of Araby, The]The Sheik of Araby これはハリー・B・スミス、フランスィス・ウィーラーが作詞し、テッド・スナイダーの作曲で’21年につくられた曲である。当時サイレント映画のスターのルドルフ・ヴァレンティノの出演した映画『The Sheik 酋長』が封切られ、その主題歌ではないが、同時期に発表されあたかも主題歌であるかのようにヒットした。
[Stella by Starlight]Stella by Starlight これはヴィクター・ヤングの曲で、ネッド・ワシントンが作詞し、’46年にクレディットされている。しかし正確には’44年の映画『The Uninvited』(Paramount)に使われたので、二年まえにすでにつくられていたようだ。
[Strange Fruit]Strange Fruit これはビリー・ホリデイの十八番として知られたナンバーで、多分に彼女がつくったように誤解されているが、ルイス・アランという詩人の書いた’39年の作品である。
[Tangerine]Tangerine これはジョニー・マーサー作詞、ヴィクター・シャーツィンガー作曲で’42年のドロスィ・ラムーア主演の映画『The Fleet’s In』(Paramount)に挿入された曲だ。
[Tea for Two]Tea for Two これはアーヴィング・スィーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンズ作曲で’24年につくられ、翌年のミュージカル【No, No, Nanette】に挿入使用された曲だ。
[What Is There to Say]What Is There to Say これはE・Y・ハーバーグとヴァーノン・デュークの[April in Paris]のコンビが’33年につくった曲で、ビリー・ロウズのミュージカルに使われる予定だったが、それは実現しなかった。
[When I Fall in Love]When I Fall in Love これはエドワード・ヘイマン作詞、ヴィクター・ヤング作曲で、’52年のロバート・ミッチャム、アン・ブライス主演の映画『One Minute to Zero』(RKO)のために書かれた曲だ。
[You’ve Got a Friend]You’ve Got a Friend これはキャロル・キングが作詞も作曲もした’71年の作品だ。’70年代のロック・フュージョン・ブームの先鞭を切った曲と言えるし、新しい時代、新しい世代の歌としてジャズ歌手も多く歌っている曲だ。