[On Green Dolphin Street]On Green Dolphin Street ラナ・ターナー Lana Turner、ヴァン・ヘフリン Van Heflin、ドナ・リード Donnna Reed らが主演した’47年の映画『Green Dolphin Street』の主題歌で、音楽を担当したブロニスロー・ケイパーの書いた曲にネッド・ワシントンが作詞している。
[Please Don’t Talk About Me When I’m Gone]Please Don’t Talk About Me When I’m Gone スィドニィ・クレア作詞、サム・H・ステプト作曲の’30年の曲で、ビー・パーマーがヴォードヴィルで歌ったのが最初だった。ラジオでは’31年5月にケイト・スミス Kate Smith が彼女の初めての放送出演でこれを歌った。
[Rose Room]Rose Room これはサン・フランスィスコのバンド・リーダーのアート・ヒックマンが’17年に作曲した彼のバンドのテーマで、最初は彼の出演していたサン・フランスィス・ホテルのローズ・ルームで自身で出版した楽譜を宣伝を兼ねて売っていた。
[Ruby]Ruby ジェニファー・ジョーンズ Jennifer Jones 主演の’53年の映画『Ruby Gentry』の主題歌で、その映画の音楽を担当したハインツ・ロウムヘルドが作曲し、ミッチェル・パリッシュが作詞している。
[Taking a Chance on Love]Taking a Chance on Love これはヴァーノン・デュークとジョン・ラトゥーシェが曲を担当した’40年のミュージカル【Cabin in the Sky】に挿入された曲で、今はお馴染みになったスタンダード・ナンバーである。
[Try to Remember]Try to Remember トム・ジョーンズ作詞、ハーヴェイ・シュミット作曲で、’60年のオフ・ブロードウェイ・ミュージカル【The Fantasticks】に使われた曲である。
[Very Thought of You, The]The Very Thought of You レイ・ノウブルが’34年につくった曲で、当時はノウブル自身のレコードとグレン・グレイのカサロマ・オーケストラのものが売れた。少したって’44年の同題名の映画『The Very Thought of You』の主題歌としても使われたが、これは映画としては駄作の部類で話題にならなかった。
[What the World Needs Now Is Love]What the World Needs Now Is Love デイヴィドとバカラックの’65年のヒット曲で、彼らの曲としては初期のほうに属するものだ。’58年から彼らの協同の曲づくりは始まるが、[Wives and Lovers](’63)、[Walk on By](’64)、[A House Is Not a Home](’64)などがそれまでの彼らのヒット曲で、これからのちも続続とヒット曲が飛び出してくる。
[You’d Be So Nice to Come Home To]You’d Be So Nice to Come Home To コウル・ポーターが’43年のミュージカル映画『Something to Shout About』に書いた曲で、ジャネット・ブレア Janet Blair とドン・アミーチェ Don Ameche が歌った。ブレア(’21-2007)はペンスィルヴァニアの田舎の教会のコーラスで歌っていたが、ハル・ケンプ楽団のオーディションを受けて通り、専属歌手を二年間勤めた。それからLAの Cocoanut Grove で歌っているところをコロンビアのスカウトに見出され、その直後にケンプが自動車事故で亡くなってしまったこともあって映画界入りして、これが第一作となった。
[You’re My Everything]You’re My Everything モート・ディクソンとジョウ・ヤング作詞、ハリー・ウォーレン作曲で、’31年のミュージカル【The Laugh Parade】 に使われた曲で、なかでジーン・オーバート Jeanne Aubert とローレンス・グレイ Lawrence Gray が歌った。