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[Recado Bossa Nova (The Gift/Recado)]Recado Bossa Nova (The Gift/Recado)

もとはブラジル人の手になる曲だが、この二人の人物はブラジルでは知られていないようで、どうやらアメリカ在住のブラジル人らしい。もちろんこの歌にはブラジル語の歌詞がついていて、ブラジルでもヒットした。アメリカではそれほどヒットしたわけではないが、’60年代にハンク・モブレイ Hank Mobley などのジャズのグループにインストゥルメンタルの曲目として使われ、やや知られた曲ではあった。

[My Blue Heaven]My Blue Heaven

この曲は作詩のジョージ・ホワイティングがヴォードヴィルで使ったのが最初で、1924年のことである。ヴォードヴィル vaudeville は歌、踊り、パントマイム、漫才、曲芸などをまじえたショウで、最初はフランス語でノーマンディ Normandy の Vau de Vire の詩人O. Basselin の作曲になる流行歌をさして言ったらしいが、時代が下ってアメリカでヴァラエティ・ショウに近いものをさすようになった。

[Make Someone Happy]Make Someone Happy

ジュール・スタインが作曲した1960年のミュージカル【Do Re Mi】のなかの曲で、作詞はベティ・コムデン、アドルフ・グリーンのコンビが担当している。スタインは前作の【Gypsy】がよすぎたせいか、この【Do Re Mi】も悪くはなかったものの前作に較べてやや低調というような評価がなされている。