[South of the Border]South of the Border 英国のソングライター・ティームのジミー・ケネディとマイケル・カーのコンビが1939年に書いた曲だ。カントリー・ウエスタンの歌手ジーン・オートリィが英国公演をやったときに彼のために二人が書いた曲で、オートリィの歌でアメリカの人びとに聴かれることになった。
[Spring Can Really Hang You Up the Most]Spring Can Really Hang You Up the Most フラン・ランデスマン作詞、トミー・ウルフ作曲で1955年につくられたたいへん粋な曲である。ランデスマン、ウルフの二人はセントルイスでこの曲をつくったが、それをニューヨークに持ち帰って歌ったのはジャッキー・アンド・ロイで、彼らが豪快なサックス奏法で鳴らしたチャーリィ・ヴェンチュラの楽団に所属していたときだった。
[Sunday in New York]Sunday in New York ピアニストのピーター・ニーロの曲で、1963年に書かれている。歌詞は翌’64年 にキャロル・コウツがつけた。ミュージカル、映画とも関係なく、この曲に関しては資料らしいものがなにも見つからなかった。
[Sunday]Sunday ジュール・スタインの最初のヒット曲で、1926年につくったものだ。彼がシカゴのアーノルド・ジョンソン Arnold Johnson のオーケストラのピアニスト兼アレンジャーだったときにこれを書いたが、それにはまだ歌詞がなかった。
[This Can’t Be Love]This Can’t Be Love ロレンズ・ハート作詞、リチャード・ロジャーズ作曲で、シェイクスピア演劇をミュージカル化した1938年の【スィラキュースから来た男たち The Boys from Syracuse】に使われた曲である。
[This Is All I Ask]This Is All I Ask 作編曲家のゴードン・ジェンキンズが、曲だけでなく歌詞も書いて仕上げた1958年の曲である。最初に歌ったのはコメディアンのダニー・トーマスで、’58年に自分のTVショウで歌った。
[This Is Always]This Is Always マック・ゴードンとハリー・ウォレンのコンビが1946年につくった曲で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使用挿入された。そこではジューン・ヘイヴァーが歌っている。
[When Sunny Gets Blue]When Sunny Gets Blue マーヴィン・フィッシャー作詞、ジャック・スィーガル作曲で、1956年の作品だ。ミュージカル、映画とは関係ない。ナット・キング・コール、ジョニー・マティスらが歌って有名になった。
[Witchcraft]Witchcraft 作詞キャロリン・リー、作曲サイ・コウルマンの1957年の作品で、コウルマンがキャロリン・リーと組んだ最初のヒット曲だった。フランク・シナトラの歌でヒットしたが、もとはジュリアス・モンク Julius Monk 制作のナイトクラブ・レヴュー【Take Five】で使われ、そこではジェリィ・マスューズ Gerry Matthews が歌った。