第5巻」カテゴリーアーカイブ

[Glad to Be Unhappy]Glad to Be Unhappy

これはロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズが’36年4月に開演したミュージカル【On Your Toes】に書いた作品で、このミュージカルに入れられた曲のなかでは[There’s a Small Hotel]のほうが有名になったし、歌ではないがバレエ曲として挿入された[Slaughter on Tenth Avenue]はもっと大きな反響を呼び起こしたので、この曲はまったく地味な存在だった。

[I Could Write a Book]I Could Write a Book

ロジャーズ/ハートが’40年のミュージカル【Pal Joey】に書いた曲で、これにはヴィヴィアン・スィーガル Vivieanne Segal と、プロードウェイ・ミュージカルには唯一の主演となったジーン・ケリーが出演し、なかでジーン・ケリーとリーラ・アーンスト Leila Ernst がこの曲を歌った。

[I Cover the Waterfront]I Cover the Waterfront

’33年の同名の映画のためにヘイマン、グリーンの二人によって書かれた曲だが、映画の完成が早かったのでその初版にはこの曲は使われなかった。がラジオでベン・バーニィ Ben Bernie と彼のオーケストラの奏するこの曲がヒットし、結果としてその映画の再版以後のものにはサウンド・トラックに挿入されている。