[When I Grow Too Old to Dream]When I Grow Too Old to Dream これはオスカー・ハマースタイン二世作詞、スィグマンド・ロンバーグ作曲で、1935年の映画『The Night Is Young』(MGM)に使われ、非常に有名になったワルツである。そのなかではイーヴリン・レイ Evelyn Laye によって歌われた。
[What a Little Moonlight Can Do]What a Little Moonlight Can Do これはハリー・ウッズ作詞曲によるもので、1934年の英国映画『Road House』(Balcon/Gaumont)に使用挿入された曲だ。ただし英米の研究書の多くで、この曲が使われた場として、’30年のヘレン・モーガンらが主演した米映画『Roadhouse Nights』(Paramount)と’48年のアイダ・ルピノらが主演した米映画『Road House』(TCF)に間違えた表記が見られた。
[Waiting for the Robert E. Lee]Waiting for the Robert E. Lee これはラグタイムのスタンダードといった曲で、L・ウルフ・ギルバート作詞、ルイス・フランク・ミュア作曲で1912年につくられた古典中の古典だ。作詞のギルバートが、ルイズィアナ州ベイトン・ルージュの川岸の突堤で黒人たちがミスィスィッピー川の汽船〝リー将軍号〞から積み荷を降ろしているのを見て、そのありさまを唄に書いた。
[Too Marvelous for Words]Too Marvelous for Words これはジョニー・マーサーとリチャード・ホワイティングの作で、1937年のミュージカル映画『Ready, Willing and Able』(Warner)に挿入使用された。そのなかではルビィ・キーラーとリー・ディクソン Lee Dixon がこれを歌った。
[Time on My Hands]Time on My Hands これはヴィンセント・ユーマンズの曲で、ハロルド・アダムソンとマック・ゴードンが作詞して、1930年のミュージカル【Smiles】に使われた。マリリン・ミラー Marilyn Miller とポール・グレゴリー Paul Gregory にフレッドとアデールのアステア姉弟が出演し、この曲はミラーとグレゴリーが歌った。
[Tiger Rag]Tiger Rag ディクスィランド・ジャズのスタンダードとしてあまりにも有名なこの曲は、オリジナル・ディクスィランド・ジャズ・バンド ODJB の1917年のクレディットになっていて、ハリー・ディコスタが作詞している。
[There Is No Greater Love]There Is No Greater Love これはマーティ・サイムズ作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲の1936年の作品である。映画、ミュージカルとは関係なく、最初に録音したのはアイシャム・ジョーンズ自らの楽団で、そのデッカのレコードはヒット・チャートで20位までのぼった。
[That’s All]That’s All この曲はボブ・ヘイムズとアラン・ブラントの共作によるもので、1952年につくられている。まったくヒットらしい曲ではなかったが、すぐにジャズ歌手に歌われるようになり、スタンダード曲になった。
[Sugar]Sugar これはメイスィオウ・ピンカードとスィドニー・D・ミッチェルの共作による曲で、クレディットは1927年になっているが’26年になっている資料もあり、実際、最初に歌ったエセル・ウォーターズのレコードは’26年に出ている。
[Song Is You, The]The Song Is You これはハマースタイン二世作詞、ジェロウム・カーン作曲で1932年のミュージカル【Music in the Air】に使われた曲だ。そのなかではテュリオ・カーミナティ Tullio Carminati とナタリィ・ホール Natalie Hall がこれを歌った。