[I Wish I Were in Love Again]I Wish I Were in Love Again ロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズがつくった1937年の曲で、同年のミュージカル【Babes in Arms】に使われた。そのなかではグレイス・マクドナルドとロリー・ピカート Rolly Pickert が歌った。
[Isn’t It a Pity]Isn’t It a Pity アイラとジョージのガーシュウィン兄弟による1932年の作で、翌’33年1月のミュージカル【Pardon My English】に使われた曲だ。そのなかではバーバラ・ニューベリー Barbara Newberry とカール・ランドール Carl Randall が歌った。
[It’s All Right With Me]It’s All Right With Me コール・ポーターが作詞作曲して、1953年のミュージカル【Can-Can】に使われた曲である。そのなかではピーター・クックソン Peter Cookson が歌った。この脚本を書いたエイブ・バロウズ Abe Burrows は、最初は画家のロートレックが描いたモデルのラ・グールーの一生をミュージカル化しようと企画したらしい。
[It’s You or No One]It’s You or No One サミー・カーン作詞、ジュール・スタイン作曲で、1948年の映画『Romance on the High Seas』(Warner)に使われた曲だ。そのなかでは主演のドリス・デイが歌った。物語りは、題名からも察せられるように、船の上で展開するロマンスである。
[Last Night When We Were Young]Last Night When We Were Young E・Y・ハーバーグとハロルド・アーレンが、1935年の映画『Metropolitan』(20th Century-Fox)に主演したバリトン歌手のローレンス・ティベットのために書いた曲で、当然ティベットがそのなかで最初に歌った。
[Lullaby in Rhythm]Lullaby in Rhythm 1938年のベニー・グッドマン楽団のヒット曲で、グッドマンの名前もクレディットに入っている。しかし事実上はサックス奏者でアレンジャーのエドガー・サンプソンとピアニストのクラレンス・プロフィトが二人でつくった曲だ。
[Moments Like This]Moments Like This フランク・レッサー作詞、バートン・レイン作曲で、1938年の映画『College Swing』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではフローレンス・ジョージ Florence George が歌った。
[Mountain Greenery]Mountain Greenery ロジャーズ/ハートの初期の作品で、レヴュー【The Garrick Gaieties of 1926】に使われた曲である。そのなかではボビー・パーキンズ Bobbie Perkinsとスターリング・ホロウェイ Sterling Holloway によって歌われた。
[Peanut Vendor, The]The Peanut Vendor キューバの曲で、英詩をつけて1931年にアメリカでヒットした、いわばラテン・ヒット曲の草分け的存在である。もともとハヴァナの若いピアニストのモイセ・スィモンが’26年(’28年という表記もあった)に書いた[El Manisero]という曲で、すでにキューバで有名になっていた。
[So Rare]So Rare ジャック・シャープ作詞、ジェリィ・ハースト作曲で1937年につくられた曲だ。最初に演奏したのはジミー・ドースィ楽団だったが、大いに売れたのはガス・アーンハイム楽団とジミー・ファレル歌、スタン・ケントンのピアノ、アーヴィング・ファゾウラのクラリネットのレコードで、’37年7月末にヒットチャートの2位まで上がり、さらに8月初めにガイ・ロンバード楽団のレコードがトップまで昇った。