[Any Place I Hang My Hat Is Home]Any Place I Hang My Hat Is Home ジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲で、1946年のミュージカル【St. Louis Woman】に使われた曲である。その中ではロバート・ポウプによって歌われた。
[Beale Street Blues]Beale Street Blues W・C・ハンディの発表した多くのブルースのうちの一曲で、1916年に出されている。一応作詞曲とも彼に帰属するが、彼がトラディショナル曲を蒐集し編集して仕上げたブルースである。
[Best Is Yet to Come, The]The Best Is Yet to Come サイ・コウルマンが書き、キャロリン・リーが歌詞をつけた1958年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。歌手のトニー・ベネットやメイベル・マーサーが歌ってヒットさせた。同じリー/コウルマンの[Witchcraft]にも通じる粋な作風の曲である。
[Charade]Charade ヘンリー・マンスィーニの曲でジョニー・マーサーが歌詞をつけた、1963年の同名の映画『Charade』の主題歌である。オードリー・ヘプバーンとケイリィ・グラントが主演し、当時アンディ・ウィリアムズ、ジャック・ジョーンズや、マンスィーニ自身のレコードも出されてこの曲は大きくヒットした。
[Charmaine]Charmaine 映画初期の主題歌として成功した曲で、ルー・ポラック作詞、アーノウ・ラペー作曲による1926年の作品だ。それはエドマンド・ロウ、ヴィクター・マクラグレン主演のサイレント映画『What Price Glory?』(Fox) で、無声映画ゆえに音は入っていないが、ポラックとラペーはこの映画の主題歌として書いたのだ。
[Glow Worm, The]The Glow Worm この曲は1902年にドイツのオペレッタ【Lysistrata】にパウル・リンケが書いた曲で、いまや古典と言うべき作品である。そしてヨーロッパではすでにヒットしてお馴染みになっていたものにリラ・ケイリィ・ロビンソンが英詩をつけて’07年のブロードウェイ・ミュージカル【The Girl Behind the Counter】に使われた。
[Hello Young Lovers]Hello Young Lovers ロジャーズ/ハマースタインのミュージカル【King and I 王様と私】のために書かれた曲で、1951年の作品である。舞台ではユル・ブリナーとガートルード・ローレンスが主演し、その映画化『King and I』でもブリナーがデボラ・カーと演じ、この曲は両方で使われた。
[I Will Wait for You]I Will Wait for You ミシェル・ルグラン作曲、ジャック・デミ作詞でつくられた1964年のフランスのミュージカル映画『The Umbrellas of Cherbourg シェルブールの雨傘』に入れられた曲だ。映画ではカトリーヌ・ドヌーヴが歌い、その声はダニエル・リカリ Danielle Licari が吹き替えていた。
[I Wished on the Moon]I Wished on the Moon 作家、評論家、詩人のドロスィ・パーカーが歌詞をつけ、ラルフ・レインジャーが作曲し、1935年末の映画『Big Broadcast of 1936』に使われた曲である。この映画にはビング・クロズビィ、エセル・マーマン、エイモスとアンディ、ビル・ロビンソン、ニコラス・ブラザーズなど多くが出演し、この曲はクロズビィが歌った。