[Blue Prelude]Blue Prelude これはゴードン・ジェンキンズが1933年にアイシャム・ジョーンズ楽団のために書いた曲で、彼の最初のヒット曲となった。当時ジェンキンズは同楽団のアレンジャーをやっていて、歌詞はやはり同楽団のメンバーでフリューゲルホーン奏者のジョウ・ビショップが書いた。
[Brazil]Brazil これはサンバの名曲中の名曲で、ブラジルの作曲家アリ・バローゾの’39年の作品である。ブラジル語の原題は[Aquarela do Brasil (ブラジルの水彩画)]という名だったが、今は[Brazil]でとおっている。
[Brother, Can You Spare a Dime?]Brother, Can You Spare a Dime? これはE・Y・ハーパーグ作詞、ジェイ・ゴーニィ作曲で1932年のレヴュー【Americana】に使われた曲である。そのなかではレックス・ウェバー Rex Weber と男性コーラスが歌った。
[Dearly Beloved]Dearly Beloved これはジョニー・マーサーとジェロウム・カーンのコンビで、1942年のミュージカル映画『You Were Never Lovelier』(Columbia)に書かれた曲である。
[Five Minutes More]Five Minutes More これはサミー・カーンとジュール・スタインのコンビが1946年に発表した曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。がのちにミュージカル映画『Sweetheart of Sigma Chi』(Monogram, ’46)に使われている。
[Folks Who Live on the Hill]Folks Who Live on the Hill これはハマースタイン二世とジェロウム・カーンの書いた曲で、1937年のミュージカル映画『High, Wide and Handsome』(Paramount)に使われた。
[For You, for Me, Forevermore]For You, for Me, Forevermore これはアイラとジョージのガーシュウィン兄弟が書いた曲で、1947年のミュージカル映画『The Shocking Miss Pilgrim』(20th Century-Fox)に使われた。そのなかではディック・ヘイムズとベティ・グレイブルが歌った。
[Glory of Love]Glory of Love これはウィリアム・ヒルの書いた1936年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。ベニー・グッドマンの演奏が同年5月にヒット・チャートの一位になり、六週間維持し計15週チャートに入った。
[Greensleeves]Greensleeves これは英国の民謡で現代まで歌いつがれてきたポップ・ソングである。そのもとは16世紀末の英国で流行した作者不詳の大衆歌謡で、正確にはその百年前あたりから英国北部で歌われたり演奏されてきたものだ。
[Here’s That Rainy Day]Here’s That Rainy Day これはジョニー・バークとジミー・ヴァン・ヒューゼンが組んだ曲としては最後の作品で、1953年のミュージカル【Carnival in Flanders】に使用挿入された曲だ。