[Autumn in New York]Autumn in New York 作詞、作曲ともヴァーノン・デュークによる作品で、’34年の12月初演のレヴュー【Thumbs Up】に使用された。珍しく彼自身が作詞を担当した曲で、’32年の12月に開演した【Walk a Little Faster】にデュークは[April in Paris]を書いていた、やや題名の雰囲気が似ているせいでこの曲はその続編のように見られた。
[Sweet Lorraine]Sweet Lorraine とても有名なスタンダード曲で、ミッチェル・パリッシュ作詞、クリフ・バーウェル作曲の’28年の曲だ。映画、ミュージカルとは関係なくヴォードヴィルでヒットしたのち、’20年代末にラジオで有名になっていった。
[You’re Driving Me Crazy]You’re Driving Me Crazy ウォルター・ドナルドソンが’30年につくった曲で、当初は映画、ミュージカルとは関係なかったようだ。がヒットしたために同年のアステア姉弟主演のブロードウェイ・ミュージカル【Smiles】に挿入使用された。
[World Is Waiting for the Sunrise, The]The World Is Waiting for the Sunrise ユージーン・ロックハートが作詞し、アーネスト・スィーツが作曲したもので、第一次大戦後のバラードとして’19年にヒットした。売れたのはヴィクターから発売されたロイ・バーギィ Roy Bargy 編曲のベンソン・オーケストラのレコードと、ジョン・スティールの歌とフリッツ・クライスラーのヴァイオリンをヴィクター・サロン・オーケストラが伴奏したレコードだった。
[When Your Lover Has Gone]When Your Lover Has Gone E・A・スワンの書いた曲で、’31年のコメディ映画『Blonde Crazy』(Warner)に使われた。この映画にはジェイムズ・キャグニィ、ジョウン・ブロンデル Joan Blondell などが主演している。
[When You Wish Upon a Star]When You Wish Upon a Star ウォルト・ディズニーの長編漫画映画『Pinocchio ピノキオ』(RKO)の主題歌で、ネッド・ワシントン作詞、リー・ハーライン作曲の’40年の作品だ。サウンド・トラックでは〝ウクレレ・アイク〞ことクリフ・エドワーズがこれを歌った。
[What Are You Doing the Rest of Your Life?]What Are You Doing the Rest of Your Life? ミシェル・ルグランの曲で、アランとマリリンのバーグマン夫妻が作詞して、’69年の映画『The Happy Ending』に使われた。そのサウンド・トラックではマイケル・ディーズ Michael Dees によって歌われた。
[Tuxedo Junction]Tuxedo Junction グレン・ミラーのレパートリィとして有名だが、アースキン・ホーキンズのオーケストラがニューヨークのサヴォイ・ボールルームで演奏し、’40年にヒットさせた曲だ。
[This Love of Mine]This Love of Mine 映画、ミュージカルとは関係なく、フランク・シナトラが作詞し、ソル・パーカーとヘンリー・サニコウラの二人が作曲した’41年の曲だ。トミー・ドースィ楽団時代のシナトラが歌ったヒット曲は多いが、シナトラ自身が作詞しているという点でこれは珍しい曲である。