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[購読]A Holly Jolly Christmas(楽譜付き)

これは[Rudolph the Red-Nosed Reindeer]で有名になったジョニー・マークスの1962年の曲である。〝ルドルフ〞のヒット以来、彼はクリスマスなどの祝祭日曲専門のようなソングライターになった。もちろんほかにも書いているけれど、彼の作品にはとりわけそういう曲が多い。それは自分でも意識していたようで、彼が1949年に自分の楽譜出版社を作ったとき、なんとその名前は聖ニコラス楽譜出版 St. Nicholas Music Publishing というものだった。
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[購読]The Holly and the Ivy(楽譜付き)

これはイギリスのトラディショナルと言われる歌詞に、フランスの古いメロディをつけた1700年ごろの曲である。だが歌詞はキリスト教以前のドゥルイド教時代まで、おそらく千年くらい遡ると言われる。ヒイラギと蔦はドゥルイド教に縁の深い植物で、ユールの祭りの唄がキリスト教化されたものの一つである。15、16世紀には教会の記録にヒイラギと蔦がよく現れるので、教会の装飾として多く使われていた。[The Contest of the Ivy and the Holly ヒイラギと蔦のコンテスト]という古い聖歌があって、たぶんそれと関係している曲だと言われている。
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[購読]Here We Come A-Caroling (Here We Come A-Wassailing)(楽譜付き)

これはもとの名を[The Wassail Song]といったように、イギリスのいわゆるワセイル・ソングである。ワセイル・ソングとはクリスマスや十二夜にワセイル鉢に入れた軽い酒を飲み健康を祈って乾杯する唄のことを言う。クリスマス節には金持ちがいくらか寛大になるので、乞食や孤児の集団がイングランドの雪のつもった道路を歌い踊り歩き、彼らにワセイル鉢に入れた飲み物や銅貨やポークパイを振る舞ってくれたり、また家に入れてくれてしばらく暖炉の温もりを与えてくれたりした。そこで彼らはお返しに幸運が訪れるようにとワセイル・ソングを歌って返した。
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[購読]Here Comes Santa Claus(楽譜付き)

カントリー・ウェスタンの歌手で西部劇映画のスターでもあったジーン・オートリィ(1907-’98)がオウクリィ・ホールドマン(’09-’86)と書いた曲で、彼自身のレコードが’49年にヒットした。あるときクリスマスのパレイドに参加したオートリィは、子供たちが口ぐちに〝サンタがくるよ、サンタがやってくるよ Here Comes Santa Claus, Here Comes Santa Claus〞と叫ぶのを耳にし、この曲を書こうと思いついた。
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