[Four Brothers]Four Brothers

【解説】セカンド・ハード

 これはウディ・ハーマン楽団のためにジミー・ジュフリィが’49年に作編曲したインストゥルメンタルで、そのサックス・セクション四人を当時〝Four Brothers〞と呼んだことから、この曲名がつけられた。作詞はジョン・ヘンドリックスで、作詞した時期は判らなかったが、かなりあとだと思われる。

 ウディ・ハーマン(’13-’87)のバンドは研究家によって第一から第四までのハードに分けられている。ハード Herd(群れ、集団という意味がある)という呼び名は、ハーマン楽団がスウィング期を脱皮するようにモダン・サウンドを聞かせはじめたとき、’39年に雑誌〝メトロノウム〞が彼らにつけたいわばあだ名、俗称だ。ファースト・ハードは’46年に解散してこわれ、’47-’49年の第二期をセカンド・ハードと呼び、’53年に再度結成されたときがサード・ハード、’62年以後をフォース・ハードと呼んでいる。

 この曲がつくられたセカンド・ハードはハーマン楽団のもっとも充実した時期で、そのサックス・セクション四人はスタン・ゲッツ、ズート・スィムズ、ハービィ・ステュアード Herbie Steward のテナー・サックスに、サージ・チャロフのバリトン・サックスというメンバーだった。ステュアードは本職はアルトだがテナーにもちかえ、彼のあとにはアル・コーン Al Cohn が入り、さらにジュフリィも加わっている。