【研究】1937年 ディック・ハイマンが1937年の曲ばかりやっているCD《Music of 1937》では、サンフランスィスコ・イグザミナーのフィリップ・エルウッド Philip Elwood がライナーノウツを書いている。彼は「1937年はアメリカ音楽にとってとても意義ぶかい年だった」と言い、次のように書いている。
【研究】カズー カズーという楽器はどんなものなのだろう? カズー kazoo と聞いても知らない人の方が多いだろう。《ギネス・ジャズ・コンパニオン》によれば、これは金属製のパイプ状のもので、フルートのような管ではなく葉巻のような格好をしていたものだという。
【研究】スキャット ルイ・アームストロングは1930年に[I’m Confessin’ That I Love You]を吹きこんだが、この年はほかにも[Exactly Like You]、[I Got Rhythm]、[I’m a Ding Dong Daddy]など多くの曲を吹きこみ、そこでスキャットをさかんにやっている。
【研究】ボビィ・ダリン ’59年のボビィ・ダリンの[Mack the Knife]は二百万枚売って、ヒット・チャートでトップを九週間維持し六ヶ月チャートにとどまった。これは当の本人も予期できないほど意外だったようで、彼のその後を狂わせてしまったのかもしれない。
【研究】リフ リフ riff について考えてみよう。riff は refrain の簡略形とも言われるが、その正確な語源はどうもはっきりしない。《ニュー・グロウヴ・ジャズ辞典》はニューオルリンズのマーチング・バンドから出た言葉だと書いている。