これはコール・ポーターが’53年のミュージカル【Can-Can】に書いた曲で、そのなかではフランス人女優のリロ Lilo によって歌われた。このミュージカルの舞台装置を担当したジョウ・ミールザイナー Jo Mielziner はパリの屋根を描いたセットをつくったが、ポーターはそのセットの素晴らしさに驚嘆し、30分でこの曲を書いてスコアに追加したという。このミュージカルからはほかにも［It’s All Right with Me］、［C’est Magnifique］などの曲がヒットして有名になった。この公演でスターになったのはリロよりもダンサーのグウェン・ヴァードン Gwen Verdon で、このなかで踊った［Garden of Eden］などが大好評だった。ヴァードンはその後ミュージカル・スターとして脚光をあび、【Damn Yankees】で［Whatever Lola Wants］を歌ってさらに有名になった…

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