
1857
作詞・曲/ジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニア John Henry Hopkins, Jr.
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- 解説、英詞、日本語訳、楽譜(リードシート)
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これはジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニアが1857年に作詞、作曲したもので、’62年の彼の曲集《Carols, Hymns and Songs》に載せられた。ホプキンズ(1820-1891)はピッツバーグ生れで、作詞家であり、雑誌の記者、編集者で、絵も描いたりステインド・グラスのデザイナーもやっていた。彼はヴァーモント大学で学び、そのあとニューヨークで新聞記者をやりながら法律学校でも勉強した。それからチェルスィ地区の神学校(当時クレメント・クラーク・ムーアがそこで教えていた)でキリスト教についての勉学を深めた(そして彼ものちにそこで初の音楽教師となる)。彼の父はヴァーモント州の監督派教会の僧正だったが、彼はすぐには教会には入らず、’53~’68年のあいだ Church Journal 誌の編集をやった。一生結婚せず子供のいなかった彼が’57年のクリスマスに、甥や姪たちへの贈り物はなににしようかと考えていて作ったのがこの曲で、それを歌って聴かせると彼らにたいへん喜ばれ、’71年のジョン・ステイナー John Stainer の《新旧クリスマス聖歌集》に網羅されて、さらに有名になった。しかし本当にアメリカじゅうで知られるようになるのは、監督派教会が1916年に正式にこれを聖歌として認めてからのことだった…
── 本文より