
1932年
作詞・曲/コウル・ポーター Cole Porter
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 - 解説、英詞、日本語訳
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 - 250円(税込275円)
 
これはコウル・ポーターの曲のなかでももっとも有名なもので、’32年のミュージカル【Gay Divorce】に使われ、そのなかでは主演のフレッド・アステア(1899-’87)が歌った。このショウは248回続き、不況期にしては悪くもなく良くもないというところだった。ショウの準備段階でポーターはアステアを主役に望み、アステアもポーターが弾くこのなかの一曲[After You, Who]を聴いただけで感激してこのショウへの出演を承諾し、この組合せは非常に成功した。この曲の評判はよく、曲のおかげでショウが成功したために、【Gay Divorce】は俗に Night and Day show と呼ばれるようになり、すぐにアーヴィング・バーリンがこの曲を激賞する手紙をパリにいるポーターに送った。また評論家のリング・ラードナーは「There’s an oh, such a hungry yearning, burning inside of me のくだりはポルノグラフィと少しも変らない」などときつい批判を加えたが、これも批判というよりもむしろこの曲の人気の火に油を注ぐ結果になった…
── 本文より
