作詞家でのちにプロデューサーとして活躍するアーサー・フリードが、作詞の仕事をし始めて直ぐの作品で、フリードは作曲のナスィオ・ハープ・ブラウン Nacio Herb Brown と組むのだが、これはそれよりも前にアーンハイムと書いた曲で、フリードにとって初のヒット作となった。当時ロス・アンジェルスのアンバサダー・ホテルのクラプ《Cocoanut Grove》に出ていたエイブ・ライマンのバンドのピアニストだったガス・アーンハイムがつくり、ライマンが最初にレコードにしたので、ライマンの名もクレジットに入っている。アレック・ワイルダー Alec Wilder は「ライマンとアーンハイムはどちらもバンド・リーダーで、この曲の作曲者としては疑わしい」と述べているが、この時点ではアーンハイムはリーダーではなくライマンのバンドのピアニストで、多分アーンハイムが書いたとみていいのではないだろうか？…

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