コール・ポーターが’36年のMGM映画『Born to Dance』に挿入したもので、同じく使用された［I’ve Got You under My Skin］の方がアカデミー賞にノミネイトされ（受賞は逸す）、以来人気のうえでは一歩ゆずるとしても、これはこれでどうしてなかなか根強い人気を保っている曲である。ポーターは元もとこの曲を’34年のミュージカル【Anything Goes】に入れるために書いたが、主役のウィリアム・ギャクストン Wmiam Gaxton が自分の声に合わないと文句を言ったので［All Through the Night］という曲を使ってこの曲は使わなかった。この映画のあとも、’46年のポーターの伝記映画『Night and Day』と’53年のエスター・ウィリアムズ Esther Wimams が得意の泳ぎを見せるスウィミング・ミュージカル『Easy to love』とに使用されているが、この後者は曲と同題名ではあるものの内容的にはあまり関係がなかった…

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