これは’60、’70年代に大変有名になった、’65年のミュージカル【ラ・マンチャの男】の主題歌である。世界40カ国で翻訳上演されていて、もちろん日本版も上演されているから、メロディは聞いたことがある人も多いだろう。とにかく’66年の春ごろはアメリカではこれが大変なヒットだった。ラジオでも毎日毎日何度も流されていた。作詞のジョウ・ダリオンと作曲のミッチ・リーは、この作品までは経歴らしいものがまったくなく、この成功以後も鳴かず飛ばずで、この作品だけが突然変異のように傑作として残ったということになる。判らないものだ。脚本を書いたデイル・ワッサーマンの力量のおかげだったと言われる。勿論、原作はセルバンテス作《ドン・キホーテ》だ…

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