これはマーサー作詞でウォレン作曲になる’38年の曲で、ミュージカル映画『Going Places』に使われた。そのなかではディック・パウエルとルイ・アームストロングが歌った。クライヴ・ハーシュホーンはディック・パウエルの三作つづけての失敗作とこの映画を評しているが、曲のほうは大ヒットとなり、とくにサッチモの歌ったレコードがヒットして、彼の持ち歌の一つともなった。

物語りはスポーツ用品の販売員が美しい女性の持ち馬に騎乗してレイスに出場するが、その馬の名が Jeepers Creepers で、この曲を聴いたときだけ勝つその馬のためにサッチモが語りかけるように歌った。ただし題名の意味は馬とは関係なく、この曲も馬を歌った歌というわけではない。フィリップ・フューリアの説明をつぎに引用してみよう…

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