
イギリス民謡
(作詞/ジョン・メイソン・ニール John Mason Neale)
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- 解説、英詞、日本語訳、New 楽譜(リードシート)
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これは元もとはラテン語の[Tempus Adest Floridum]という曲で、13世紀につくられた Spring carol とも dance carol とも言われるものだ。題名の意味は〝春がやってきて花を開かせた〞といったもので、かなりテンポの速い陽気なダンス曲だったらしい。かたちに残るものとしては、最初に1582年のスウェーデンの《Piae Cantiones》という曲集に載せられた。従ってフィンランドか北欧地域に伝わるトラディショナル曲だと言われている。それから1853年にその曲集のコピーをゴードン G. J. R. Gordon というストックホルム駐在のイギリス公使がサセックスのジョン・メイソン・ニール(1818-1866)牧師に贈呈し(そのコピーは現在も英国博物館に保存されているという)、同年ニール牧師とチェルスィのトーマス・ヘルモア牧師 Thomas Helmore(1811-1890)が12曲の聖歌集《Carols for Christmas-Tide》を出して、そのなかにニールが英語の歌詞を(〝翻訳した〞と書いている資料もあったがたぶん間違いで)創作してこの曲を載せた…
── 本文より