
イギリス民謡
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- 解説、英詞、日本語訳、New 楽譜(リードシート)
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これは作詞者、作曲者とも不明だが、16世紀ごろイギリスでできた俗謡である。書かれたかたちでの歌詞は1770年の《Roxburghe Ballads》という曲集に現れたのが最初である。現在の歌詞は、1827年にウィリアム・ホウン William Hone が出版した《Facetiae and Miscellanies》のなかに、〝ロンドンの市街で古くから歌われていたもの〞として収録されていたものだ。1843年にチャールズ・ディケンズは《A Christmas Carol》のなかでこの歌詞の一部を引用している。メロディは西部イングランドのコーンウォール Cornwall 地域から出たと思われるトラディショナル曲で、1846年にエドワード・リンボールト Edward Francis Rimbault(1816-’76)によって最初に出版されている。そしてジョン・ステイナー John Stainer(1840-1901)が1871年に、じつに最初に歌詞が印刷されてから101年後だが、初めて歌詞とメロディを整合させる編曲を施して出版した。それがほぼ現在のかたちとなっている…
── 本文より