これは［Grand Canyon Suite 大峡谷組曲］で有名なファーディ・グロウフェの曲で、1942年にハロルド・アダムソンが歌詞をつけてできあがったものだ。元もとはグロウフェがピアノとアレンジでポール・ホワイトマン楽団に在籍していた’26年に、彼のクラシカルな作品［Mississippi Suite］のなかの［Mardi Gras］という主題として作られた曲で、それをポップ化したものだった。もし’20年代にヒットしていたのなら当然ホワイトマンの名もクレディットに入っていたところだろうが、ヒットしたのは’42年で、10月24日にフランク・シナトラ歌、トミー・ドースィ楽団で10位に、同31日にボブ・エヴァリィ歌、ジミー・ドースィ楽団で18位に、12月にジョニー・マカフィ歌、ハリー・ジェイムズ楽団で17位とチャート入りしている。また映画『Thousand Cheers』（MGM, ’43）ではキャスリン・グレイソンがこの曲を歌った…

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